約 5,905,939 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49689.html
登録日:2021/11/04 Thu 00 16 40 更新日:2024/09/14 Sat 13 06 30NEW! 所要時間:約 34 分で読めます ▽タグ一覧 30 2021 30周年 C.C.C. Drei_Kreuz~鋼のサバイバー~ JAM_Project Nintendo Switch PS4 SSSS.J-DECKER Steam XXX いくつものVを重ねて この星の明日のためのスクランブルだ もしもしブレイブポリス? エル君の楽園 グリッドマン ゲーム コードギアス 夜明けのヴァン スパロボ スパロボ30 スーパーCLAMP大戦 スーパーキムタカ大戦 スーパーグリリバ大戦 スーパーハートフル大戦 スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦30 スーパー櫻井大戦 スーパー石田敦子大戦 スーパー谷口大戦 タキシード殺しのゾルタン タクティカル・エリア・セレクト ナイツ&マジック ナイツ&マジックナイト バンダイナムコ ヒュッケバイン ヒーロー ベターマン再び ミツバンバン ロボットオタクの魂 万屋刃ちゃん 乱世 人気物件エンジェル・ハイロゥ 使命 初代ガンダム 前日譚がやりたいスパロボ 勇者警察グリッドマン 原点回帰 地球統一宣言 大胆なシステム変更 心 所要時間30分以上の項目 探求 杉田包囲網 死亡フラグクラッシャーのヴァン 母よこの手に帰れ 炎の合体 王の器 生き恥クワトロ 真理 覇界王初の映像化 覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ 金ピカ違い 魔神皇帝 30年の時を経て──戦え、この星の明日のために 『スーパーロボット大戦 30 (サーティ)』(Super Robot Wars 30)とは2021年10月28日に発売されたPS4/Nintendo Switch/Steamのマルチプラットフォーム。 スーパーロボット大戦シリーズの30周年記念作品であり、アプリ作品の『DD』を除けば、令和で最初のスパロボ。 オープニングテーマ:Drei Kreuz~鋼のサバイバー~ 歌:JAM Project エンディングテーマ:with love 歌:JAM Project エッジのテーマ:流離の刃 ~Sleeping beast~ 歌:遠藤正明 アズのテーマ:Divine beast 歌:M.A.R.Y.4 TUNES ※ゲーム後半ネタバレ注意 エッジのテーマ(後期):凶鳥 降臨! 歌:遠藤正明 アズのテーマ(後期):翼はシュヴァルツ 歌:M.A.R.Y.4 TUNES 【概要】 【参戦作品】■DLC参戦(第一弾) ■DLC参戦(第二弾) ■DLC参戦(エキスパンションパック) ■DLC参戦(その他) 【ストーリー】 【世界観解説】■新宇宙正暦 ■ツツジ台 ■ブルーホール ■火星 【オリジナルキャラクター】 【オリジナルメカ】 【システム】■タクティカル・エリア・セレクト ■AOSアップデート ■サポーター ■AUTOバトル ■UIの変更 ■SRポイント廃止 ■テーマソング 【参戦作品の扱い色々】 【バグ】 【余談】 【概要】 タイトルの30の由来はもちろん30周年記念作品である事から。 タイトルロゴの30は記念として『マジンガーZ』の生みの親である永井豪氏が題字を担当している。 パッケージイラストには初代スパロボのパッケージのオマージュが取り入れられており、 初代のRX-78-2ガンダム、マジンガーZ、ゲッター1と同じポーズをνガンダム、マジンガーZ(INFINITY版)、真ゲッタードラゴンがとっている。 これに伴ってか、アムロが久々に初代ガンダムに乗って戦ったりもする。 また、マップBGMなどには歴代スパロボのBGMをアレンジしたものが使われており(*1)、年季の入ったプレイヤーは懐かしい気分に浸れることだろう。 プレミアムサウンド購入者はオプションで「ノスタルジーモード」が設定可能で、これをONにするとカーソルの音が旧シリーズのものとなるほか、インターミッションのBGMが初代『α』のものになる。 パッケージ版、DL版だけでなく、パッケージ版には超限定版、DL版にはデジタルアルティメットエディションが発売された。 超限定版にはMETAL ROBOT魂のヒュッケバイン30フィギュアと、『X』『T』『30』の一部楽曲を収録したデジタルサウンドトラックのコードが付属。 デジタルアルティメットエディションはDLC等のオンラインコンテンツが全てまとめて購入できるパックとなっている。 また、『V』以降恒例となっていたプレミアムサウンドエディションは、追加コンテンツの一つとなり、専用のパッケージ販売ではなくなった。 なお、有料DLCで参戦する作品はプレミアムサウンドパックを購入していても原曲は使えない。残念。 今作では据え置きでは初の試み(*2)として、通常の参戦作品に加え、DLCを購入することで使えるようになる参戦枠が存在し、第1弾が11月、第2弾が12月に配信された。 『T』まで販売されてきた所謂公式のゲーム攻略本の類は未発売。 その代わり、2022年4月8日にはスーパーロボット大戦公式サイトにて本作の隠し要素などを含んだ攻略情報がWEB上でPDFファイルとして無料公開された。 ゲーム発売から一周年を迎えた2022年10月28日にはDLC枠のデータも含めた上での更新がなされている。 ただし、一部没データらしきものが掲載されてたりと実際のゲームとは異なる記述も散見されるので注意。 【参戦作品】 ★は新規参戦。●は機体のみ参戦。 ☆超電磁ロボ コン・バトラーV ●機動戦士ガンダム ☆機動戦士Ζガンダム ●Ζ-MSV ☆機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ●M-MSV ☆機動戦士Vガンダム ☆機動戦士ガンダムNT ☆重戦機エルガイム ★勇者警察ジェイデッカー ●勇者王ガオガイガーFINAL ★覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ ★●コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道 ☆コードギアス 復活のルルーシュ ☆真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日 ☆劇場版 マジンガーZ / INFINITY ★●マジンカイザー INFINITISM ☆魔法騎士レイアース ☆ガン×ソード ☆銀河機攻隊 マジェスティックプリンス ★ナイツ&マジック ★SSSS.GRIDMAN 新規参戦は(機体のみを除けば)『勇者警察ジェイデッカー』『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』『ナイツ&マジック』『SSSS.GRIDMAN』そして後述のDLC『ULTRAMAN』の5作品。 『ガンダムNT』『復活のルルーシュ』『マジェスティックプリンス』『サクラ大戦シリーズ』『鉄血のオルフェンズ』は、アプリ作品の『X-Ω』や『DD』を経て家庭用ハード初参戦となる。 また『ガンダム』『エルガイム』は『OE』以来の8年ぶり、『コン・バトラーV』は『L』以来の11年ぶり、『Vガンダム』に至っては『D』以来の実に18年ぶりのコンシューマ再参戦。 スパロボ初となる円谷プロ関連作品である『SSSS.GRIDMAN』『ULTRAMAN』など、珍しい系統の作品が参戦しているのも特徴的。 『ナイツ&マジック』は原作小説が「小説家になろう」発の作品である為、その点が特に話題となった。 『覇界王』は今回が初の映像化となり、凱役の檜山修之氏は想像で音声録りをしたとの事。PV第3弾で初めてファイナルガオガイガーのゴルディオンフィンガーの映像を見た時には「ああいう風になってんだ~」と感心していた。 『復活のルルーシュ』からは設定のみ存在していた月虹影の完成型「月虹影帥(すい)」が『スペシャル参戦』として登場。未完成のため足がなかった月虹影だが、月虹影帥は足がついて人型となっている。 『ガンダムNT』からはバナージがシルヴァ・バレト・サプレッサーで参戦しており、絶対に『機動戦士ガンダムUC』がDLC参戦でいるだろうと言われていたが、 ユニコーンガンダムは「NTの時期にユニコーンがどうなってるか分からないから」という理由で出ない事が寺田Pから明言されている。残念。(*3) ■DLC参戦(第一弾) ☆超電磁マシーン ボルテスV ●機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン ☆サクラ大戦シリーズ ☆スーパーロボット大戦OG 『超電磁マシーン ボルテスV』からはボルテスV、『ベルトーチカ・チルドレン』からはHi-νガンダム、 『サクラ大戦』シリーズからは光武二式(さくら機)、光武二式(大神機)、光武F2(エリカ機)、STAR Ⅴ・ロデオスター(ジェミニ機)、STAR Ⅴ・フジヤマスター(新次郎機)、 『スーパーロボット大戦OG』からは龍虎王(クスハ)と虎龍王(ブリット)が参戦。 敵側として『サクラ大戦』から降魔が登場する。 ■DLC参戦(第二弾) ☆機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ★ULTRAMAN ☆スーパーロボット大戦OG 『鉄血のオルフェンズ』からはガンダム・バルバトスルプスレクス、ガンダム・グシオンリベイクフルシティ、ガンダム・バエル、ガンダム・フラウロス、 『ULTRAMAN』からはULTRAMAN、SEVEN、ACE、 『スーパーロボット大戦OG』からはアルトアイゼン・リーゼ、ライン・ヴァイスリッターが参戦。 敵側として『鉄血のオルフェンズ』からレギンレイズ、ハシュマル、プルーマ、『ULTRAMAN』から生体兵器が登場する。 バエルとフラウロスに関してはDLC第二弾公表時のPVでは紹介されず、後日個別に発表されている。 エクセレンは故・水谷優子氏のライブラリ出演での参戦となる。 ■DLC参戦(エキスパンションパック) ☆装甲騎兵ボトムズ ☆超獣機神ダンクーガ ★●劇場版マジェスティックプリンス -覚醒の遺伝子- ★●ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間- ★●劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』 ☆スーパーロボット大戦OG 『ボトムズ』からはスコープドッグターボカスタム・LRS(*4)、本作オリジナル装備のスコープドッグ、 『ダンクーガ』はこれまた本作オリジナルの新規形態となるアルティメットダンクーガ、 『劇場版マジェスティックプリンス』からはレッドファイブプラス、 『ゲッターロボDEVOLUTION』からは同作版のゲッターロボ今回ゲッターが変形できないと思ったら、ここで変形するゲッターが出てきた、 『劇場版シンカリオン』からはシンカリオン E5はやぶさ MkII、シンカリオン E5 MkII × ALFA-X、 『スーパーロボット大戦OG』からはダイゼンガーが参戦。 敵側として『ボトムズ』からメルキア軍仕様スコープドッグ並びにスタンディングトータス、『シンカリオン』からヴァルドル、『ゲッターロボDEVOLUTION』から不進化体が登場。『劇場版マジェスティックプリンス』からは機体の他にパイロットとしてディオルナも登場する。 また、これに伴いブルーワン、ヒュッケバイン30th、SRXは新武装が追加される。 『ゲッターロボDEVOLUTION』は漫画媒体という事もあり、登場キャラクターのCVに原作者リクエストによるキャスト抜擢の上、原作者作曲のテーマ曲を戦闘BGMに引っ提げてくる。清水栄一氏が作曲までできたことに度肝を抜かれたプレイヤーも多い。 ■DLC参戦(その他) その他、初回生産・DL版予約特典としてSRXとサイバスターがゲスト参戦する。 リュウセイやマサキは『α』世界から飛ばされてきている。 『α』との性能の違いとしては、当時のSRXは諸々の事情で合体回数に制限があったが、今回は無理矢理合体を維持している。サイバスターはコスモノヴァは使えるが精霊憑依は使えない。 OGキャラクターの転移は特に整合性を考慮していないとのことで、例えばリュウセイがライに合体の叫びを頼まれて合体中の忙しさを語るシーンがあるが、このやり取りは『α』ではなく『OG』で行われたものである。 ウルトラマンとの共演の機会を逃したユーゼスが仮面の下で血涙流してそうである また、発売後の11月には無料アップデートにてこれまで一切予告されなかったゲシュペンストのゲスト参戦が発表された。 ちなみにギリアムは今回の参戦でF完結編以来20年以上ぶりにアムロと再会し、28年ぶりに色々中身が違うとはいえウルトラセブンと再会する事に。 ちゃんとアムロはもちろん、ULTRAMANにも反応する台詞もある。あまりにも都合よくヒーロー戦記の初期メン3人までもが揃う展開に、ユーザーからは「なんで光太郎がいないんだ」という嘆きの声が上がった こちらは旧シリーズの世界から飛んできている。旧シリーズでMk-Iに乗るタイミングはなかったがMk-IIで来られても反応に困るのも事実ではある うっかり最速で仲間にした場合、別世界の友であるシャアのせいで別世界の友であるアムロが死んだと思われているという地獄のような状況に叩き込まれる事になるので心あるプレイヤーはアムロより後に仲間にしてあげよう 12月には『DD』よりディーダリオンのゲスト参戦も発表。 同時に、本作よりヒュッケバイン30が『DD』の方にユニットとして出張する事も告知されている。 本作から『バンプレストオリジナル』『オリジナル』などと掲載してきたゲームオリジナル要素の出典表記が『スーパーロボット大戦OG』に統一されており、ディーダリオンの原作も『スーパーロボット大戦OG』扱いになっている。 同時期、アルトアイゼン・リーゼとライン・ヴァイスリッターの参戦も行われた。 こちらは『IMPACT』の世界から転移している。 4月には『第4次』よりグルンガスト、『X-Ω』よりヴァンアインのゲスト参戦も発表。 ちなみにOG組はほぼ全員新録があり、今回初登場した敵組織に対する台詞もしっかりと存在する。特にマサキが楽しそうである。 ただし前述の通り声優が鬼籍入りしてしまっているエクセレンとそれに合わせてかキョウスケはライブラリ出演。 【ストーリー】 人類が生活の場を宇宙へ広げた時代……。 長きにわたる戦乱の歴史は、多くの犠牲と悲しみの上に一度は終わりを告げた。 しかし、その平和も長くは続かなかった。 新宇宙暦100年という区切りにおいても、戦火は世界中に広がっていた。 宇宙移民者と地球居住者との戦争、異星からの謎の侵略者、悪の天才科学者の遺した破壊兵器……。 だが、かくある事態を予見していた者達により、自由と平和と取り戻すための力、万能戦闘母艦ドライストレーガーが建造されていた。 終末へのカウントダウンが加速する中、ドライストレーガーは戦士達を乗せ、果てしない戦いへと旅立つ。 【世界観解説】 ■新宇宙正暦 今作における暦。作中の年代は新宇宙正暦100年。 10年前の新宇宙正暦90年にかけて立て続けに一年戦争、ヘル事変、ミケーネ戦役、月面戦争、原種大戦などの戦乱が起き、92年にはウルガルの木星圏進出を許している。 その後しばらく間を置いた97年になってグリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争、ブリタニア帝国の台頭によって地球圏は内戦状態に巻き込まれていく。 99年にはキャンベル星人の侵略活動、皇帝ルルーシュの打倒と第二次ネオ・ジオン抗争(シャアの反乱)の終結によって、人類は有史以来初となる平和な時「奇跡の一年」を迎えたが、 第三次ネオ・ジオン抗争(ラプラスの箱騒動)によって政情が不安定となり、地球連邦政府の権威は失墜。ザンスカール帝国の決起を招いて再び戦乱の時代に逆戻りしてしまった。 そんな感じで既に逆襲のシャア終了後なため、今回はシャアは裏切らない事が寺田Pの口から明言されている。 …逆シャア後だからシャアは裏切らないという言葉にちょっと待てと思ったあなたは正しい なお、本編から30年前にワンオフ機だけが集結した本当の意味での「スーパーロボット大戦」が起きていたとDLCで明言されている。メタネタなのに一年戦争が10年前なのがきっちり反映されて「モビルスーツがいなかった」と言われてしまった ちなみにブリタニア帝国による日本侵攻は、本作の世界観では占領まで出来なかったため内政干渉のみだったが、連邦政府が私物化されてティターンズはその手下として働いていた、という設定。 原作の歴史とどれだけの差異が生じているかは若干不明瞭だが、言及されている範疇では少なくともナリタ攻防戦、ユフィやロロの死辺りといった出来事は起きていたようだ。 年表には明記されていないが、91年辺りの段階でGGG追放事件及びソール11遊星主による太陽系収縮現象や奇病アルジャーノンの発症、フォルツォイク事件も起こっている。 これにより超AI技術の発展は暗礁に乗り上げ遅々として進む事はなく、逆に機械技術を悪用したロボット犯罪者の活動や三重連太陽系のテクノロジーを悪用するバイオネットの跋扈も許す形となった。 ■ツツジ台 新条アカネがコンピューターワールドに作り出した世界。 ……の筈なのだが、何故かドライストレーガーは太平洋沖のポイントからこの世界に侵入してしまい、グリッドマンと邂逅することに。 更にグリッドマン同盟の面々を外に連れ出してしまったため、アカネとアレクシスは「外の世界がこちらを侵食してくるのなら、楽園を守るために打って出る」と外の世界に干渉してくるようになる。 ■ブルーホール 太平洋に突如出現した謎の次元歪曲ポイント。 ブルーホールから出現する戦力は「異世界軍」と呼称され、オセアニアを中心に展開しているが、世界中が戦乱でそれどころではないためスルーされ気味。 異世界軍は『レイアース』のザガート一派と『ナイツ&マジック』のジャロウデク軍の混成。 世界観的には『レイアース』のセフィーロをベースに『ナイツ&マジック』の国家が存在すると言った感じ。 ちなみに本作ではオートザムの他、前作『T』で出番が削られていたチゼータ、ファーレンの勢力も登場する。 ■火星 『T』とほぼ同様でエンドレス・イリュージョンの代役として『ガン×ソード』のキャラクターやヨロイが活動中。 ポセイダル軍の本拠地である首都スヴェートが火星に転移した事でポセイダル軍の一大拠点と化した。 その他火星の周辺宙域にはサードスターやパラータ・スターといったペンタゴナワールドにある人工衛星も転移している。 【オリジナルキャラクター】 主人公の姓名と愛称はゲーム開始時に一度だけ、部隊名は部隊の結成イベント後に任意で変更可能。ここではデフォルト名で記述する。 キャラクターデザインはエッジが河野さち子氏、アズが糸井美帆氏、ミツバ・レイノルド・リアン・カールレウムの4名が曽我部修司氏&ののかなこ氏の担当。 杉田氏、相沢氏というキャスティングから分かる通り、主人公2人のCVはスパロボ公式配信番組である『うますぎWAVE』のレギュラー陣である。 つまりはスパロボ公式の関係者であるため、寺田Pの「この2人をゲストに呼んでも誰も疑わない」との判断により、キャスト発表が行われた鋼の超感謝祭2021では出演する事が一切隠されなかった。 一方で公式ラジオに出ているため相沢氏は「キャスト発表まで余計な事を口にしないか不安で仕方なかった」とも漏らしている。 エッジ・セインクラウス CV.杉田智和 男性主人公。第30士官学校に流れ着いた風来坊。21歳。 風来坊のような態度でだるそうな見た目の割に頼み事は断れないお人好しな質で、好きなものはお金とおごりとナンパという微妙にチャラい性格。 高い操縦技術を持つが、どこでそれを習得したのかを含め、自分の過去を語ろうとはしない。 アズも含めて詳細はヒュッケバイン30の項目参照。 ちなみに名前のエッジは「刃」…ではなく「EDGE(反抗的な態度)」を意味する。 アズ・セインクラウス CV.相沢舞 女性主人公。一人で旅をしている孤独な少女。 エッジと同じくヒュッケバイン30に乗り込み、ドライストレーガーの危機を救った。 エッジの方は逃げるなら撃つくらいの扱いだったが、アズの方は割と手厚く歓待され、クルーからの評判も最初から良かったりする。可愛いは正義 名前の「アズ」は「AZ」(非常に才能があるため「最初から最後まで=全て」という意味)から取られている。 ミツバ・グレイヴァレー CV.早見沙織 ドライストレーガーの艦長。21歳。実質もう一人の主人公に近いポジション兼ヒロイン。 スパロボのオリジナルキャラにありがちだが、物凄い巨乳。 第30士官学校の自治会会長だったが、本来の艦長の死亡に伴い、特務中佐として艦長に就任した。 最終目的として「地球統一」を掲げており、戦乱の止まない地球を統一し、平和をもたらすという目的を持つ。 平和を脅かすのなら既存の権力とも戦い、必要なら世界征服をすることになっても構わない覚悟。 そのために地球や宇宙の各地を巡って必要となる戦力を集めた部隊「ドライクロイツ」を立ち上げる。 クルーを含めた詳細はドライストレーガーの項目参照。 レイノルド・ハーディン CV.赤羽根健治 ドライストレーガーの副長。27歳。通称「メガネ」 第30士官学校の教官で、本来は学生たちを率いる立場なのだが、予想外の事態になるとすぐにテンパってしまうためリーダーに向いていないという事で副長になっている。 データの収集や統計を得意としており、艦内のデータ管理は基本的に彼とメイヴィーが担っている。 リアン・アンバード CV.高橋花林 ドライストレーガーのチーフオペレーター。18歳。メイヴィーからは「アンアン」のあだ名で呼ばれている。 メイヴィー・ホーキンス ドライストレーガーの技術部の主任と研究室の責任者。22歳。 在学中に様々な研究成果を上げてきたことから専門機関への転属も打診されたが、それを断り、自分の興味を優先できる学生生活を満喫していた変わり者。 知的好奇心を何より優先するため、「マッドサイエンティスト」のあだ名を欲しいままにしている。 ジークン・リュー ドライストレーガーのチーフメカニック。20歳。 如何にも体育会系な見た目通り、気合いと根性が取り柄の好漢で、周囲の人望も厚い。 一方でチーフなだけはあってメカニックとしての腕も一流で、性格と裏腹な繊細なセンスは天才と称する声もあるほど。 ファイクス・ブラックウッド 地球連邦軍の准将でドライストレーガー建造計画の責任者。58歳。 ドライストレーガーの「慣熟」をドライクロイツに課しており、そのためにドライクロイツには独自に行動する権利を与えている。 妙に悪人面であり実際に清濁併せ呑む一面も持つ物の、基本的には味方である。 碌でもない先例のせいかプレイヤーからの疑念の視線が厳しくなりがち。 冷静沈着で取り乱すことは無く、尊大な態度ながらも無礼を働かれても気にしない大物であるがシステムがシステムなので良くキレてるとか言われている。だってあんな赤いインターミッション画面見せられたらそうとしか思えないし…。 ネタバレ 怪しさMAXの人間であり、実際に「A機関」という物を作り多くの少年少女を集め、「地球防衛のための兵士を育成する」という名目で人体実験紛いの過酷な実験を強いていた。主人公二人はそこでかなり過酷目にあったらしい。 二人は再会しても厳しい台詞しか言わない彼を毛嫌いしていたものの、その本質は私利私欲ではなく世界を守るため。 最期にはドライクロイツの道を切り開くために特攻、囮となって戦死を果たす。明らかに裏切ると思っていたプレイヤーを裏切った 彼のことを恨んでいた主人公もその事にだけは感謝し、手向けの言葉を向けられている。 カールレウム・ヴァウル CV.中村悠一 今作のオリジナル敵勢力「クエスターズ」に所属しドライクロイツの前に現れる異星人。ドライクロイツの面々からも美形と呼ばれるほどにはイケメンに分類される。 「実験」と称して戦いを仕掛け、謎めいた問いかけをミツバに行うが……。 その内容は大抵が両極端な選択で、現在我々の間で良く言われる倫理的ジレンマを問うことが多い。そして毎度ルルーシュが反応する。「トロッコ問題か…」 詳細はクエスターズの項目参照。 中の人はスパロボにも版権・オリジナルともよく出演しているが、エッジ役の杉田氏の親友としても有名。 なお、中村氏は上記の相沢氏のキャスト発表までに余計な事口走らないか心配だったという発言に深く同意していたが、こっちはマジでやらかしかけていた(後述)。 「先生」 「クエスターズ」を率いる首領。 その姿は鎧と兜によって隠されており、伺いしれない。 地球人に対して何らかの干渉を行っているようだが… 【オリジナルメカ】 ヒュッケバイン30(サーティ) 今作の主人公機でご存じヒュッケバインの新型。 作中ではパーソナルトルーパーは新規格の機体とされている。作中でやたら「モビルスーツとは根本的に異なる機体」と強調されてる事に深い意味は無い……と思う ヒュッケバイン30というのは「XXX」を「30(サーティ)」と言い換えた呼称。 序盤の性能は目に見えて高いとは言えないが、パーツスロットが最大で4つなので、拡張性は高い。序盤から移動力強化系パーツをガン積みしての反復横跳び(詳細はドライストレーガーの項目参照)に最適。 詳細は個別項目を参照。 ドライストレーガー ドライストレーガー級万能戦闘母艦1番艦。OGシリーズ以外では割と珍しいスパロボオリジナルの戦艦。 全長2021mとスパロボオリジナル戦艦では屈指の巨体で、多種多数の機動兵器を搭載する「空母」としての機能と戦術の中心となる「戦艦」としての機能を融合させた万能戦艦。 万能戦艦という肩書や後部のロケットエンジンクラスターからOGのスペースノア級を髣髴とさせるが、サイズは桁違い。 「今回グルンガストはいないのでグルンガストカラーになった」「2021mなのは2021年発売のゲームだから」などとぶっちゃけられている 詳細は個別項目を参照。 グラヴァリン カールレウム・ヴァウルが搭乗する人型機動兵器。 地球外の技術で開発したものと推定されている。 外観は立派なバリメカだが、設定テキストやテクノロジーなどはグランゾンをリスペクトしたような機体であり、マサキに直球で突っ込まれる。 オルクスーラ クエスターズの操る無人兵器。 カールレウムが率いており戦闘力が既存の地球の量産機を上回ることが語られている。意外とサイズもデカい。 偵察用とされる通常版の他、上位種として砲撃戦特化の「イン」格闘戦特化の「ダン」両者の特性を併せ持つ「ダイン」などが存在する。 搭乗パイロットはほとんどがAIだが、後半からはどっかで聞いた声の兵士も乗るようになる。 【システム】 ■タクティカル・エリア・セレクト 今作最大の特徴であり変更点。 複数存在するエリアの中から任意のポイントを選択するシステム、これによってシナリオの順番が前後し、それに伴って機体やパイロットの加入のタイミング、シナリオ内の台詞などが変わる。「コレ、どこかで見た!」と反応したベテランプレイヤーも多い。 ゲームを進めるだけならシナリオ進行に必須となる☆マークが付いた「キーミッション」をクリアしていけばエンディング到達は可能。 早めにクリアするか、じっくりやるかを自分で選べるという訳である。キーミッション以外のミッションもクリアすることでユニットが増えたり強化パーツがゲットできたりするので無駄な寄り道というわけでもない。 『モンスターハンター』シリーズを想像すると既プレイ者には分かりやすいだろう。 ただし、キーミッション以外のミッションをやりすぎると「はよ来い」とばかりに要請ではなく命令が下り、キーミッションへの強制出撃のイベントが発生する場合もある。 このシステムにより、本作では「第〇話」という表記は撤廃されている。 ちなみにDLCではミッションも配布され、それをクリアすることで機体が加入する。 ミッションには シナリオを進めるキーミッション パイロット加入などがあるサイドミッション 繰り返しプレイできる稼ぎ用の戦線ミッション チャレンジ系ミッションの遺産ミッション などがあり、これらを総合したミッションのボリュームは過去最大級。 マップを開かなければ表示されないミッションもあったりするので、注意が必要。 それに伴い、敵のレベルも携帯機で採用されていた部隊の平均レベルに合わせる仕様が採用されている。 また、世界のいずこかで発生している戦闘に参加する通常のもののほかに、艦内での会話イベントやシミュレーター戦闘は「艦内」という別枠に割り当てられている。 撃墜数などによって発生するイベントは、発生条件を見ることが可能で、現在の達成率も表示される。 会話イベントでは貴重なスキルパーツや強化パーツがもらえる場合もある。 最近のシリーズにちらほら実装されている控えメンバーによる資金稼ぎや哨戒任務などは、マップ上でそういったポイントが表示させる形式となった。 選択すると、ランダムで2名選出され、レベル+1、撃墜数+2、PP+50が得られる。選出キャラはロードするごとに変化するため、1人に集約して異常にレベルアップさせることも可能。 このポイントはステージクリアによって出現するようになっているので、適度にマップを見て消化していくといい。 ステージ分岐による部隊の分散なども今回はない。 大きな変化があるのは序盤に宇宙ルートを選んだか地上ルートを選んだかくらい。 なお、任意加入と言う形を取ってはいるものの、キーミッションだけでも(隠しユニット以外は)最終的に揃うので安心していい。 一方、従来のスパロボにあった「加入しているか不確定な会話の際は一瞬止まる&スキップするとそこで解除される」という仕様がそのままなので、やや煩わしい面もある。 ■AOSアップデート 『V』『X』『T』のファクトリーに相当するシステムで、ミッション後に入手できるMxPを消費してドライストレーガーの施設をアップデートすることで様々なパッシブ効果が発揮されるようになる。 詳細はドライストレーガーの項目を参照。 ■サポーター 『T』から引き続き採用。今回はサポーター枠に設定されたキャラごとにパッシブ効果が設定されている。 そのため、使用効果目当てで設定する場合やパッシブ目当てで設定する場合が発生するようになっている。 これに伴い、サポーター枠も初期は6枠、AOSアップデートで8枠まで拡張する形になった。 コマンドの目玉としては初野華の「気合+応援(後に+祝福に強化され、最終的には「愛」になる)」やシャクティの「全員に幸運(強化後希望になる)」辺りが育成に超有用。 パッシブの目玉としては、モコナの獲得MxPアップやジョッシュの補給時の気力減少無効、レジーナの対象が「分析」時に与ダメージ強化などがある。 ヒット&アウェイ持ちでマルチアクションを多用するなら、レイカの格納した瞬間25%の修理・補給が受けられる効果もなかなか。 ステージ内容に合わせて色々入れ替えていきたい要素である。 ■AUTOバトル 本作では家庭用で初めて自動操作モードが導入された。 各ユニットごとに自動行動の方針を設定可能になっており、ある程度制御可能。 とはいえ常に最適の動きをするわけではなく、それどころか第1ターンではP兵器を使わなかったり瀕死の相手にコスモノヴァをぶちかましたりと隙のある動きばかりする。この辺りは仕方ないところだろう。 ちなみに、スタートボタンを誤って押してしまったりした場合も否応無しに強制的にこの状態に移行して、解除法もスタートボタンを押しても反応しないようにする方法と無いため、普通にプレイしたいプレイヤーにとっては色々と面倒なことになっている。 ■UIの変更 HP表示やコマンドメニューなどのUIが一新された。 大分変わっているので慣れるまではちょっと戸惑うかもしれない。 ついでに戦闘突入シーンも今までのように「画面外からスクロール」以外のバリエーションが多数導入されてきた。 そのため、味方・敵の攻撃の入れ替わりで画面が暗転するため、最初は少し違和感があるかもしれない。 ■SRポイント廃止 前作まであった特定の条件を満たすことで入手できるSRポイントは廃止されている。 なので難易度はポイントで変動せず、モード変更のみとなり、プレイ途中で自由に変更できる。 ■テーマソング 今作では主人公に専用のテーマソングが用意され、戦闘ではボーカル入りで流れる。 エッジのテーマソングは遠藤正明が、アズのテーマソングはM.A.R.Y.4 TUNESがそれぞれ担当している。 ちなみに遠藤正明も『うますぎWAVE』のレギュラー陣なので事実上うますぎメンバー全員集合である。 このためか『うますぎWAVE』のテーマ曲「愛と奇跡の“うますぎWAVE”」も収録されている 【参戦作品の扱い色々】 『スーパーロボット大戦T』と同じく、今回も御三家はアラサーで共に戦ってきた戦友で、そこに更に凱が加わる形となった。 10年前は他の三人と比べて凱が年上だったため、兄貴分として慕われていた様子。 スパロボ30が最初に発表された際のスクリーンショットで、アムロが「武蔵とハヤトに教えてもらった巴投げが役に立った」と話している場面があり、 ちょうど『閃光のハサウェイ』でもシャアが投げられていたため、「ゲッターチーム直伝」とネタになったりした。神隼人に出番を奪われたハヤト・コバヤシは泣いていい(*5) ちなみに、今までの作品では同年代だった豹馬は甲児や竜馬たちの後輩という位置付けとなり、鉄也と竜馬から思い出しただけで吐き気がしてくる過酷な特訓を受けていたらしい。 なお、『T』の時と違い號含む新ゲッターチームもちゃんと出る。但しその割を喰らってまさかの真ゲッター不参戦(*6)。性能面では先述のDEVOLUTION版が受け継いだ部分も多いが。 それゆえ『チェンゲ』は登場人物こそ同じだが、誰も知らないゲッターストーリーが展開されることに。キャラクター辞典にも『チェンゲ』のあらすじが最後まで書いてある。 ブレイブポリスはGGG追放によって封印された超AIの技術を秘密裏に使って作られたという設定。 そのため、ジェイデッカーの面々の方がガオガイガーの面々の後輩という位置付けで、勇者シリーズの流れを思うと一種の逆転現象が発生している。 大人になった護が勇太におじさんと呼ばれ、「おじさんはないよ。これでもまだ二十歳なんだよ」と返すガオガイガー本編のオマージュや、ビルドタイガーの胸の虎が「カッコいいから」ではなく大河幸太郎へのリスペクトという設定になるなど、描写や設定面でのリンクが強調されている。また、護が勇者ロボへの思い入れから頓狂なアドバイスをしてしまう、という場面も。 『ナイツ マジック』のエルは案の定ロボットを見る度にテンションが上がり、自軍のロボット軍団を初めて見た時には感動しすぎて引かれていた (なお『機動戦士ガンダム』などの固有の原作アニメは向こうでも存在していない(もしくは転生時に忘れている)設定なので、某ケロロ軍曹のようにメタネタを言ったりはしない)。 ちなみに「倉田翼」だった頃の前世は新宇宙正暦の世界の人物ではなく、とある別の世界。 曰く「ウルトラシリーズは守備範囲外」だが、アカネくんの作る怪獣は造形に愛を感じるらしい。 なおエルの活躍が多い一方、原作は兵器開発というスパロボで描写しにくいものがメインということもあってか、原作再現はほとんど行われていない。 シャアは逆シャア原作通りにアクシズを落とし、その後行方不明になっていた状態からクワトロを名乗って現れるという意外にもこれまでスパロボに無かったパターンでの参戦。 『第3次Z』以降のスパロボだとシャアは地球圏を守るためにやむなく逆襲をする(アクシズを地球に落着させる気は一切なく本心では完全に味方側)というパターンが多かったが、今回は原作通りの逆襲だったらしく、 ストーリー的にもアクシズ落としが悪逆皇帝ルルーシュと並ぶ凶行と扱われている上にラプラスの箱騒動をスルーして『NT』が始まるまで何もしてなかったので 「どの面下げて帰ってきたんだよ」などどネタにされ、作中でもそんな扱いを受けている。 そしてそんなシャアのメンタルが精神コマンドにも反映されてしまい、もう閃いたり、直感したりできないし、集中や決意できるような精神状態ですらないが、それでも立ち上がった不屈の人になっている。 とはいえ、シャアの存在を偶像として掲げ戦うジオン残党やゾルタンとの問答、次世代を担う若いニュータイプ達とのやり取り、同じく世界を敵に回したルルーシュとの絡みなどといったクロスオーバーも多い。 また、「シャア・アズナブル」という偶像がもたらす様々なしがらみに振り回された挙句破滅へと突き進んでしまったのが原作のシャアであるため、 ある意味シャアという偶像から解放されたとも言える本作の境遇はシャアにとって理想的な環境なのではないかという声もある。(出撃枠的な意味ではなく)格納庫定位置がシャアにとって理想郷かは別として なお、ミツバ(21歳)に母性を感じる場面がイタ過ぎるという意見もあるが、本作は1年戦争から10年後なので、原作逆シャアよりも若い30歳である(*7)。あと先述の通り、声優ネタの部分も含む。 本人を前に直接口に出すのはイタ過ぎるだろ、というのはその通りである ユニコーンを始めとするサイコマシンの悉くは解体済み(*8)でνやZは行方不明。そのためアムロとカミーユはファーストガンダム、ガンダムMk.IIに乗って参戦。 スパロボの常(ファーストについては近代化改修されたレプリカの言及あり)でVダッシュガンダムや量産型ν、ナラティブB装備あたりと基本性能は大差なく、中盤までをきちんと戦い抜ける。 特に「ファーストのあのゴーグルで狙いを付ける逆シャア版アムロ」という超レアシーンが見れるのは『30』の特権。30周年の節目に、最初の乗機を駆る2人を堪能しよう。 ガンダム敵勢力の期待の新人片方の柱であるゾルタンは予習でもして来たのか、特殊台詞がめっちゃ多い。何と70種類以上。グリッドマンやゲッターを相手にした時の叫びは必見。 他にもタキシード殺しになったりガオガイゴー相手にライオン無しか……とテンション下がったりもする ネタ強化パーツとして名高い「テム・レイの回路」(*9)が、『OE』以来に登場し普通に便利。なんと驚きの『移動力+2・運動性と照準値+5・射程+1』という簡易ハロである。 こんな実用的なパーツなんてテム・レイの回路じゃない!という声もあるとかないとか。 『30』世界のテム・レイは酸素欠乏症にならなかったようで、DLCでは彼に関する驚愕の事実が明らかになる。 『T』からの継続参戦組はチェンゲは真ドラゴン2機、マジンガーはイチナナ式(甲児機)の登場やマジンカイザー参戦、 ガン×ソードは監督が同じギアス組・エルドラメンバーの元ネタであるコンバトラーVとの絡み、 レイアースは同じく異世界作品のナイツマとの絡みの他にファーレンやチゼータといった第二章の勢力の登場で差別化を図っている。 特にファーレンの巨大サンユンは原作未見者はおろか視聴者の度肝を抜いた。(*10) 他にも原作ではザガートの死後1人悲しい戦いを続けていたアルシオーネだったが、今回はナイツマのケルヒルトと女の友情を結んでいた。そして最後は…。 相変わらず小ネタ方面のクロスオーバーも豊富で、 ジェイデッカーの犯罪者新庄健の後に出てくる新条アカネ君(グリッドマン) シュラク隊に勧誘されるエルガイム、コードギアスの女性キャラ 普通にベターマンの世界・セプルクルムに介入する謎の男、號(真ゲッターロボ) 「タマキちゃん」(マジェプリ)と呼びかけたら反応する「玉城」(コードギアス)(*11) 等も語り草である。 名簿にレイとアスカが並んで今回の未参戦作品を思い出すというネタも見る。しかもこの二人ほぼ同時期に仲間になるから並ぶ可能性がとても高い… また今までのスパロボと違い、各勢力の決着シナリオはボスを倒してクリアというステージが多い。 その為に条件に関係ない敵キャラを撃破せずにいると生存する。 ぶっちゃけ経験値、資金の無駄ではあるのだが、今回はその2つはほぼ無限に稼げるため、あえて生かしてやるのも一興である。 そうでなくても原作で死んだ敵キャラが普通に生きていることも多く、今まで味方にしか作用しなかったスパロボ補正が敵にも発生する。ある意味でも集大成と言えるだろう。 【バグ】 歴代のスパロボシリーズの前例に漏れず、今作にもいくつかのバグが確認されている。 いくつかはアップデートで改善されているが、一部は未だに残されている。 レッドファイブ消失バグ 最初のDLC組参入の際、ユニット欄からレッドファイブが消失してしまうバグ。 そのため、強制出撃ステージ以外ではレッドファイブが使えなくなってしまい、マジェプリを主力にしているプレイヤーに大打撃を与えた。 同時に、V2アサルトバスターの立ち絵で描き忘れられていた股間パーツの装甲が描き足されたため、「レッドファイブを解体してアサルトバスターの股間にした」というトンデモない考察もされていた。 また、ギリアム参戦とほぼ同じタイミングで発生したバグであったため「ギリアムから話を聞いてイズルがヒーロー戦記の世界に行った」とか冗談交じりに言われていたこともある。 現在はアップデートによって修正されているのでご安心を。 ユニット透明化バグ 戦闘アニメーションに入った際、一部のユニットが透明化して戦闘アニメーションが継続するという謎のバグ。 アイカメラの光や攻撃エフェクトは残っているため、シュール極まりない映像となってしまう。 主に、Hi-νガンダムやファイナルガオガイガーなどに確認されている。 マーク消失バグ パイロット一覧画面にて、上部に来るようにマークを付けているパイロットのマークが何の前触れも無く急に消えてしまう地味に悪質なバグ。 主にグリッドマンにこのバグが起きやすく、グリッドマンを育成しやすいために一番上に置いてるのに勝手にマークが消えて下方に下がってしまってる事態が多発。 これに関しては修正される素振りも無く、そのまま放置されている。 フリーズバグ ごく稀に、ステージをクリアした際にインターミッション画面に戻れずに画面が暗転したままフリーズしてしまう致命的なバグ。 これに関しては回避のしようが全く無く、いつ起きるか分からない上に修正もされていないので対処のしようも無い。 このバグの対抗策は、現状ではこまめに中断セーブをしていつでもステージクリア可能な状態からゲームを再開出来るようにするしかない。 【余談】 オリジナルキャラクターの声優陣が杉田智和氏に関係する声優が多いことから、発表されたときに「杉田包囲網」「杉田に忖度した」などと言われていたが、杉田氏が決定する前に他キャラクターのキャスティングも同時進行していたため、あくまで偶然との事。 実際のところ今回のオリジナルキャラクターはスパロボお馴染みの声優が多く、今までスパロボオリキャラを演じていないのはリアン役の高橋花林氏のみであった。後にDLCのラスボスもSRWオリキャラ初アテレコであるがそちらはある意味ではゲストに近い。 なおこの項目では伏せているが表向きのラスボスの声優もまたスパロボオリジナルお馴染みの人である。ってここまで言ったらほとんどバレバレかもしれないが。 逝去・引退した声優がそれ以前に音声を収録していた場合は基本的にライブラリ出演(*12)という方式をスパロボシリーズでは長年徹底していたが、本作ではその縛りが一部緩和され、既に収録済みである『Vガンダム』のオデロやマーベットが『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズ準拠となったり、担当声優が諸事情で芸能界から一線を引いた『マジンガーZ/INFINITY』のあしゅら男爵(男)にゲーム独自の新たな代役が起用される事となった。 クロノクルやゴメス艦長は過去に『新』でしかボイス収録がされていなかった(*13)上に声優が亡くなっている為、声がどうなるのかと心配されていたが、Gジェネシリーズの方で収録されたボイスの流用も合わせて無事ライブラリによる対応となった。 他、戦闘中の表現も色々と変化した。 戦闘アニメの表現が今までの「機体が画面外から登場→戦闘前セリフ再生→戦闘アニメ開始」という流れから一転、最初に機体のドアップが表示されたり、敵に向かって飛んでいるシーンから始まったりとダイナミックさが加速。 台詞方面も色々と変化しており、マジェプリの面々は戦闘時にチームラビッツの掛け合い台詞が存在している。別のロボのパイロットが合体攻撃以外で掛け合いするのは初の試みと言えるだろう。バグでまだ部隊にいない人間が話しかけてくることもあるが。 他にも勇太やオルガが仲間に発破をかける戦闘台詞も多数存在している。 これまで映像作品等での出演が無く、またTV版で演じた紗ゆり氏が亡くなっており新たな声優の設定がされていなかった『覇界王』Ver.の戒道幾巳だが、本作での声優は『ガオガイガー』監督の米たにヨシトモ氏直々の指名により斎賀みつき氏が担当することとなった。 本作の存在が初めて明かされたのはカールレウム役の中村悠一氏がナレーションを務めている配信番組・ニンテンドーダイレクト E3 2021にて。 それまで何一つ情報が無かったため、スパロボファンは突然現れた久々のコン・バトラーと武蔵直伝巴投げ新規タイトルに驚愕することとなった。 ニンダイでは一部の参戦作品しか公開されておらず、生スパロボチャンネルでその全貌が明かされる……はずだったのだが、その配信10日前にバンダイチャンネルがスパロボ関連作品として当時未参戦だった作品を含む30の参戦作品のアニメをまとめて紹介するリンクを作成してしまい、大半の参戦作品が予想がついてしまうという憂き目にあっていた。 これに関しては寺田Pも思うところがあったらしく、参戦作品を発表した生放送内にて唯一映像作品になっていない『覇界王』については「読めなかったでしょ?」と言及していた。 なお、中村氏はニンダイでの発表直後に自身のYouTubeチャンネルにて共演しているマフィア梶田氏にスパロボ30について「驚きました?」と聞かれた際に「驚かなかったよ」とうっかり即答してしまった。 さもスパロボ30を最初から知っていたと言わんばかりのこの発言で中村氏が何らかの新録をしたと邪推したファンもおり、オリジナルとナイツマのオラシオのボイス収録という意味で実際正解であった。 なお、マッフィーは空気読んでこの発言の追求はしなかった。キャスト発表後は「杉田さんと中村さんが出ないはずないだろ」とすら言っている 14年の時を経て──追記・修正せよ、このWikiの明日のために △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ↑3 そういうシナリオが見たいってだけならDDやれば良くね? ラフタだったらそもそも原作が殺した意味あるのか?ってレベルだし、普通に救済されるでしょ -- 名無しさん (2022-04-12 15 03 55) まさか今回チェンゲが変形しないのが変形するゲッターを別途参戦させるためとはこのリハクの目を(ry -- 名無しさん (2022-04-13 00 14 35) 最後の追加参戦作品……想像していた以上に中々「濃い」面子が揃ったなぁ、と -- 名無しさん (2022-04-13 00 31 22) あと、ゼンガーが来るのはまぁせやろなって感じだけど、冷静に考えたら「どの」ゼンガーとレーツェルが来るんだこれ…時系列αの連中の所にサルファのゼンガー達が来ても、他全員他人なのにOGのゼンガーが来てもややこしいぞこれ…w -- 名無しさん (2022-04-13 00 44 37) とか言ってたら寺田氏が「ニルファ~サルファのどっかの時系列のゼンガー。αから来た組との整合性は今回IFという事で」って回答出してるわ -- 名無しさん (2022-04-13 01 32 31) サルファでもトウマルートと他ルートで変わってたから、そのへんで脳内補完か -- 名無しさん (2022-04-13 01 48 33) 完全新規参戦キャラの撃墜数が低すぎるのがなぁ…7割位スーパーエースがいる自軍で撃墜数100ちょいで加入してくるDLC3勢、まあ育てるけどね! -- 名無しさん (2022-04-20 11 00 09) シンカリオンなんて来たら買うしかないじゃないの… -- 名無しさん (2022-04-20 14 32 12) キリコとカレンが30世界でも仲良しでホッコリ -- 名無しさん (2022-04-21 06 56 49) コーウェン君とスティンガー君はちゃんと30世界にもいたんだ.. -- 名無しさん (2022-04-21 22 16 15) ↑4 たぶんバグだと思う。1週目のデータだと追加キャラの撃墜数は全員平均値になってたのに、キャラの大半が撃墜数200超えてる2週目のデータだとイルムのみ撃墜数200超えで他は全員100ちょっとになってた -- 名無しさん (2022-04-23 13 17 06) ↑3 30自体がZシリーズと関りが深い世界線であるらしいのでひょっとしたら虚憶の一種なのかもしれん -- 名無しさん (2022-04-26 20 51 13) 攻略本出さずに公式サイトで攻略情報…昔、シレン3でも似た形式で攻略本出さなかったけど、結局情報が中途半端なまま更新停止されたんだよなあ。無料で中途半端なものを出されるくらいなら金出すから攻略本出してほしい -- 名無しさん (2022-04-28 18 07 48) 30年前の「スーパーロボット大戦」には、「マジンガーZ以前」と云うメタネタ込みで -- 名無しさん (2022-04-30 13 02 08) ↑誤送信失礼 メタネタ込みで鉄腕アトムとか鉄人28号(横山光輝版)とか参戦してたんでないか?とか勝手に妄想しとるわ(まあエルドラⅤもおる訳だが……) -- 名無しさん (2022-04-30 13 07 02) イベントシーンの会話で妙にマイナス思考なネガティブ発言が多い気がする今作。やたらと敵ageする台詞が多い -- 名無しさん (2022-06-01 18 22 00) ↑本筋を含めて話数がすごく多いから相対的にそう見えるだけでは? -- 名無しさん (2022-06-01 19 13 34) 生放送内にて唯一映像作品になっていない『覇界王』ってあるけどマジンカイザー INFINITISMのこと忘れてる -- 名無しさん (2022-06-12 15 58 59) ログ化を提案します -- 名無しさん (2022-06-29 22 46 37) ログ化しました -- (名無しさん) 2022-07-06 10 28 01 ↑8 DLCの関係で一番発売すべきタイミングで発売できなかったんだろう。それこそ中途半端な攻略本になっちまうし。で、今さら出しても出すコストの方が高いって事じゃないか? -- (名無しさん) 2022-07-06 11 35 14 最初のEDに到達する前に全キャラLv200に達してしまった、このゲーム精神コマンド全部覚えたら応援要らんわ… -- (名無しさん) 2022-07-06 13 25 03 ↑いや、レベルカンストしてもPP稼ぎに応援は使える! -- (名無しさん) 2022-07-23 01 09 31 「コンティニューから再開すると敵残弾数がゼロになることがある」バクがあったらしく、そのバグのせいで無力化されてしまった状態でただの頑丈な的に成り果てた某国王と戦った、なんて悲喜劇も生じたとか -- (名無しさん) 2022-08-12 11 12 09 ↑ そのバグよりにもよってカールレウムとの最終決戦(矯正ルート)で発生しちゃって色々台無しになってしまった… -- (名無しさん) 2022-09-11 16 34 13 面白くないわけじゃないんだがDLC含めると出撃枠がキツい あと、ミッション全部進めると自軍が強くなりすぎてダレてくるのが難点 1周目でも中盤からエキスパートにしても良いかもしれない -- (名無しさん) 2022-09-11 17 37 05 ユニバースの公開以前から既にグリッドマン自身と裕太の人格が共存している(ユニバースと同じ)状態になった結果ユニバースに繋がらなくなってた(ただしこの場合SSSS.DINAZENONも存在しなくなる)という前代未聞のスパロボ補正 -- (名無しさん) 2023-04-01 18 59 53 シャアの母性感じるネタ…話の流れ見ると本心でもあるけど『これでイタい人と引いてくれてもそれはそれで良し』っぽい状態なのがまた -- (名無しさん) 2023-04-20 08 19 19 反復横跳び(後述)に最適 後述どこ? -- (名無しさん) 2024-05-09 20 43 11 ↑3 「制作当時未公開の続編へのフラグを折ってしまってたのでつながらなくなってる」って別に珍しいことでもないような。わかりやすいところではルルーシュが(死んでないので)復活できない、とか -- (名無しさん) 2024-05-09 21 26 30 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3963.html
「修正依頼」が出ています。DC版の評価点を追記できる方はご協力をお願いします。 スーパーロボット大戦α 概要 特徴・評価点 賛否両論点 システム 問題点 システム シナリオ バグ 総評 その後の展開 スーパーロボット大戦α for Dreamcast 概要(DC) 追加・変更点(DC) 問題点(DC) 総評(DC) 余談 スーパーロボット大戦α 【すーぱーろぼっとたいせんあるふぁ】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 プレイステーション 発売元 バンプレスト 開発元 バンプレソフト 発売日 2000年5月25日 定価 通常版 6,980円 / 限定版 9,800円 レーティング CERO A(全年齢対象)※ゲームアーカイブスで付与されたレーティングを記載 廉価版など PS one Books 2001年11月22日/2,200円PREMIUM EDITION(α外伝・第2次αとのセット) 2005年5月28日/9,240円 配信 ゲームアーカイブス 2011年12月21日/1,500円 判定 良作 ポイント 本格的に動き始めた戦闘アニメストーリーを大幅にブラッシュアップシステム・戦闘バランスも調整され遊びやすい出来に スーパーロボット大戦シリーズ αシリーズ α forDC / α外伝 / 第2次α / 第3次α 人類に、逃げ場なし 概要 通称「αシリーズ」の第1作であり、スーパーロボット大戦が新たなるステージに踏み出した記念碑的作品。 本作は今まで旧作のシリーズを担当してきたウィンキーソフト等の外注制作ではなく、バンプレソフト(現B.B.スタジオ)によって開発されている。 フルアニメーションバトル、戦闘アニメのカット機能、熟練度など、以降のスパロボの基本となるシステムが初登場。 『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』のクォータービューマップを採用。以降、多くの作品で採用されている。 『第2次G』からシリーズプロデューサーを務めてきた寺田貴信氏が作品の内容に大きく関与している初の作品で、新規ユーザー開拓を目標とした徹底的な改良が行われた。 + 参戦作品一覧 参戦済み 超獣機神ダンクーガ 新世紀エヴァンゲリオン 機動戦士ガンダム(劇場版) 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 機動戦士Ζガンダム 機動戦士ガンダムΖΖ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 機動戦士ガンダムF91 機動戦士Vガンダム 新機動戦記ガンダムW 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 無敵鋼人ダイターン3 聖戦士ダンバイン マジンガーZ グレートマジンガー 劇場版マジンガーシリーズ(機体のみ) ゲッターロボ ゲッターロボG 真・ゲッターロボ(原作漫画版) 超電磁ロボ コン・バトラーV 超電磁マシーン ボルテスV 勇者ライディーン トップをねらえ! ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 超機大戦SRX 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL バンプレストオリジナル 初参戦 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(*1) 超時空要塞マクロス 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか マクロスプラス 機甲世紀Gブレイカー(DC版のみ) 機動戦士ガンダムF90(機体のみ) MSV(機体のみ) Ζ-MSV(機体のみ) M-MSV(機体のみ) CCA-MSV(機体のみ)(*2) 特徴・評価点 戦闘アニメの進化 戦闘アニメは、今までで最も優れていた『新スパ』から見ても劇的に進化しており、これに当時のユーザーは驚愕した。 『新スパ』では一部のみに採用されていた「動く戦闘アニメ」の演出が、本作では敵味方問わずほぼ全てのユニットに導入された。例えば武器を構えるモーションが存在する・サーベルを振る際に機体が大きく動く・射撃武器を撃った際に機体が反動で動く・必殺技系の武器を使用する時によく動く等。極一部に限られるが、機体の回避モーションが生まれたのも本作からである。これは『第2次α』で本格的に採用される事となった。 『新スパ』で多用されていた機体orキャラのカットインも本格的に導入。全ての主役機体・主役キャラにカットインが用意されている。終盤にしか見れないが、イングラムが乗るアストラナガンの戦闘アニメとカットインはその極地で今なお語り草レベルである。 戦闘ボイスも新スパ同様のフルボイス。端役に至るまで可能な限り原作と同じ声優が使われている。『マクロス』のゼントラーディ兵に至っては、日本語字幕を表示した上でゼントラン語のボイスが流れ、エコーエフェクトまでも原作通りという徹底振り。 また台詞そのものも刷新され、原作での台詞が大幅に追加されたほか、「くっ、だが、この程度ならまだいける!」などの使いまわし台詞の大量削除が行われ、キャラ一人一人の個性の表現が大幅に増した。 SEも拘られており、MSの駆動音やビームライフルの銃声も原作と同じものを使用している。ウイングガンダムの特徴的なバスターライフルの銃声もきっちり再現。 スパロボでは初めて戦闘アニメのカット機能が導入され、快適にプレイできるようになった。 従来作品では開発スタッフの意向により搭載されていなかったが、長いローディングと合わせてプレイ時間が長くなり、プレイヤーのストレスが溜まる原因となっていた。 その戦闘前ローディングも『F/F完結編』『CB』より短くなっており、また戦闘アニメ自体もテンポが良くなっている。 味方ユニットにカーソルを合わせた時点で各種データのロードが行われている模様。データの先読みにより戦闘アニメもロード時間が冗長にならない作りになっている。 戦闘バランスの調整 ゲームバランスが盛大にぶっ壊れていた『F/F完結編』『CB』を反面教師に、本作では徹底したパラメータの調整が行われた。 各作品の主人公や主役キャラは強く、雑魚敵は雑魚らしく低めの能力になっている。さらに、特定の設定があるキャラはそれを再現されている。 例えばゼントラーディ兵は戦闘民族という設定を再現しているため、普通の雑魚よりも能力値が高く、また性格設定が強気であるなど、原作を尊重しつつもゲームとして成り立つような調整が施されている。 従来作では酷過ぎる調整が施されていたリアル系のオールドタイプパイロット(*3)も、能力が底上げされ最前線でも安心して使えるようになった。 それと同時に「ニュータイプ」や「聖戦士」(*4)の命中回避補正を『F/F完結編』から下方修正。最大+43%が最大30%になっている。 また、オールドタイプは上記の命中回避補正持ちに比べて切り払い・シールド防御Lvが高く設定されている場合が多く、こちらの面でもバランスを取っている。 例えば『超機大戦SRX』の場合、「念動力」を持つリュウセイはLv50の切り払い・シールド防御がLv6、一方で「念動力」を持たないライのそれらは最高のLv9である。また『ガンダムW』系は総じて切り払い・シールド防御Lvが高い。 スーパーロボット系も、旧来の「必殺技だけが取り得の一発屋」という不名誉なポジションから一転、「耐えて戦える」存在へ格上げされ、「スーパー」の名に恥じない戦いぶりが可能となった。 ステータス面でも明らかで、「後半は宇宙ステージがメインなのにスーパーロボット関連の要素は宇宙適応Bだらけ」というあからさまに不利だったこれまでと違い、主役級のユニット、キャラクター、武器であればほぼ全て宇宙適応Aとなっている。 本作以降お気に入りのユニットが弱過ぎて使えないという問題は大分減った。 敵ターンの戦闘時のコマンドに「防御攻撃」が追加。被弾率が100%になる代わりに被ダメージを75%にカットし、通常時の50%のダメージで反撃する、というもの。ただし、次回作以降は援護の搭載にともない削除され、結果的に本作のみの採用となった。 これらの調整により、初心者にお勧めできるレベルになった。このほか、エースパイロットを極限まで強化する、2軍パイロットを地道に育てる等、『F』ではできなかった遊び方が可能になった。 相対的に弱いユニットでも、改造次第では十分に敵と渡り合えるだけの実用性を得られる。後述するように、リアル系とスーパー系の格差は健在だが、全く役に立たないユニットは存在しない。 『F/F完結編』『CB』の壊れきったバランスに慣れきってしまった マゾプレイヤー 既存ユーザーからは「簡単すぎる」との声もあるが、「スパロボはロードも長いし戦闘アニメが飛ばせないせいで矢鱈時間ばかりかかるうえに難しいので、マニア向けのゲームになってしまっている」という意見が多かったのもまた事実。 狂っていたバランスをまともなものへと矯正した事により、結果的に新規ユーザーの大量獲得に成功したと言える。 難易度としては64に近いが、あちらはバグによる恩恵も強いため、調整という意味ではやはり本作が有名となっている。 技能ポイントの導入 これまでは各パイロットの能力値はレベルが上がる事でしか上昇していなかった。しかし、本作ではパイロットの戦闘中の行動により、格闘・射撃の能力値が上昇する新システム「技能ポイント」が追加された。 これは各パイロットの格闘・射撃に隠しパラメータが設定されており、その数値が20に達すると(攻撃を当てたり敵を倒すたびに上昇)格闘なら格闘が+1、射撃なら射撃が+1増加するというもの。 能力値の上昇に限界は無いので、やり込めば能力値が400を超え、999にする事も夢ではない。 BGM 今作からサラマンダー・ファクトリーの花岡拓也氏と鶴山尚史氏が担当となった。 BGMは2年半の期間をかけて制作され、高い評価を受けた。 MAP曲は従来のゲーム的なBGMからフルオーケストラに移行。重厚なBGMはαシリーズの方向性を決定した要素の一つとなった。 その分長時間プレイしていると眠くなるという副作用も生まれてしまったが…。 オリジナル曲の出来がよく、「ACE ATTACKER」「TIME DIVER」「MARIONETTE MESSIAH」など良曲揃い。 後のOGシリーズにもこれらの曲は採用されているほか、アレンジもいくつかある。 参戦作品 かねてより要望の高かった『マクロス』シリーズが初参戦。『トップをねらえ!』の本格参戦もあり、ストーリーは外宇宙にまで飛躍する。 更にUCガンダム系の作品に『新機動戦記ガンダムW』、『マジンガーZ』『ゲッターロボ』『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』『勇者ライディーン』『聖戦士ダンバイン』『新世紀エヴァンゲリオン』『超獣機神ダンクーガ』の各キャラクターが入り乱れるため、話のボリューム面ではいまなお歴代最高クラスの厚みを持つ。 特にUCガンダム系は『Vガンダム』が参戦した事により、CCAアムロ、クワトロ、カミーユ、ジュドー、シーブック、ウッソと歴代NTが勢揃いする事に。ここまでのメンツが揃ったのは初めてのことである。 母艦だけでもヱクセリヲン、マクロスを筆頭にラー・カイラム、グラン・ガラン、ゴラオンが居並ぶ。 オリジナルキャラ 主人公は『第4次』と同じシステムであり、男女計8名の中から選択し、従来通り機体のタイプ・名前・誕生日・血液型を変更可能。 誕生日と血液型の組み合わせによって習得する精神コマンドが変化する。レアな精神を覚える事が出来る特殊誕生日も健在。 従来作では機体性能が微妙だったり能力値が1.5軍レベルだったり会話イベントにほとんど絡まなかったり、何かと不遇な扱いを受けていた主人公であるが、本作ではストーリーにしっかりと絡み、機体性能も高くパイロットとしても申し分ないと扱いがとても良い。 主人公以外のオリジナルキャラクターも充実している。 旧シリーズで活躍した「マサキ・アンドー」や、『新スパ』でよくも悪くも存在感を放った「リュウセイ・ダテ」、そして、『スーパーヒーロー作戦』の主人公である「イングラム・プリスケン」や「ヴィレッタ・バディム」も登場。いずれも物語の構築に大きく寄与している。 なお、リュウセイと仲間の「ライディース・F・ブランシュタイン」は、初登場時とはキャラ付けが大きく変わっている。 ストーリー お祭り路線からシリアス路線に変化した『64』の流れを継承。さらに、原作をきちんとリスペクトした丁寧な描写が増えた。キャラクターの性格はより原作に近いものになり、各イベントも原作を忠実に再現するようになった。 キャラクターのセリフもより丁寧で真面目なものになり、特定の版権キャラを小馬鹿にした(と受け取られかねない)会話やイベントもほぼ消え失せた。『F』以前によく見られたスパロボ独自のキャラ改変や内輪ネタ・漫才もほとんどなくなっている。 特に変化が大きいのは『マジンガーZ』の兜甲児。くだけた発言ばかりするおっちょこちょいのギャグ要員というポジションから脱却し、オリジナル主人公や年少者を導く真面目な熱血漢になっている。間抜けな描写が目立った敵役のあしゅら男爵・ブロッケン伯爵も終始真剣に戦いを挑んでくるようになった。 妙なこだわりばかりを強調されてオチ要員にされがちだった『0083』のコウや『0080』のバーニィも、原作通りの真面目な性格になり、会話でも真っ当な扱いを受けるようになった。 どの作品も基本的に原作1話の再現から始まるので馴染みやすい。例外はゲッターとダイターン3、マクロスプラスだが、これらの作品も雰囲気は掴みやすいものになっている。 『トップをねらえ!』の敵勢力である「宇宙怪獣」は、『F完結編』では登場しなかったが、本作ではシリーズ通じて最大と言える超規模の敵勢力として参戦。原作でもその絶望ぶりが表れていた「敵が多すぎて、宇宙が黒く見えない。敵が七分で黒が三分だ!」のセリフ(*5)に違わぬ脅威として立ち塞がる。 新規参戦のうち『超時空要塞マクロス』、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は、原作が丁寧に再現されている。 特に「マクロス」は、中盤におけるメインシナリオを担っているなど非常に扱いが大きく、ファンを満足させた。敵の規模も、最大勢力と言える「宇宙怪獣」ほどではないにせよ、オリジナル敵勢力「エアロゲイター」に匹敵する規模で、プレイヤーに衝撃を与えた。 クロスオーバー クロスオーバーも非常にしっかりしている。 特に印象に残りやすいのは『エヴァンゲリオン』のヤシマ作戦と『ジャイアント・ロボ』の衝撃のアルベルトについて。 前者はポジトロンスナイパーライフルのエネルギー源として、威力を高めた光子力エンジンとゲッター炉をトロニウム触媒により複合使用する。更にシールドは超電磁コーティングを施したものになっており、クロスオーバーの多い歴代のヤシマ作戦の中でも特に豪華なものとなっている。 スポット参戦ではあるものの、衝撃のアルベルトは本作唯一の人間ユニットであり、素手でジェガンを撃墜し、更にプレイヤーが操作して使徒と生身で戦わせることができる。常識を超えた光景に呆然とするネルフスタッフの反応は必見。 通常は使徒からの攻撃は全く当たらないものの、防御攻撃でわざと攻撃に当たれば「人間ユニットである彼のユニットアイコンが爆発する」という迷シーンもお目にかかれる。 他にも素晴らしきヒィッツカラルドがスーパー系の後期主人公機になるはずだったロボットを指パッチンで真っ二つにするなど、十傑集関連ではインパクトの強いイベントが要所要所で見られる。さらに、非戦闘キャラにもかかわらずDVEがあったり、中断メッセージに出てきたりもする。 もちろん、小ネタも非常に豊富。 リュウセイと意気投合したり、竜馬にトマホークの稽古をつけてもらうタカヤノリコ(後者はオリジナルのDVE付き)、フォッカーに喧嘩を売るイサム(こちらもDVE)、妙にお姫様好きのシーブック、甲児に藤原と呼ばれるのを嫌がる忍(声優ネタ)、密かにミンメイのコンサートに行くアムロ等。 今作では、『DC戦争シリーズ』で活躍した「魔装機神」のキャラと、『新スーパーロボット大戦』で活躍した「SRXチーム」がOGシリーズに先駆けて共演を果たしており、オリジナルファンに好評を博している。 隠し要素 『F』でも豊富だった隠し要素は、本作でも非常に充実。 条件を満たすことで、さまざまな高性能の機体を入手できる。中でも、ガンダムF90Vは、本作のみの登場となっており、ファンにとってはかけがえのない要素となっている。 プレイヤーによる難易度の調整 シナリオ中の行動で変動するポイント熟練度が導入された。これを得るとゲーム難易度が上昇し、隠しユニット・パイロットの入手など様々な効果が得られる。ユーザーの行動次第でゲームの難易度を調整出来るようになった。 ポケットステーションにミニゲームをダウンロードし、そのミニゲームで獲得したスコアを本編の資金に還元することができる(還元効率はシナリオが進むほど良くなる)。1話につき1度しか利用できないが、毎回カンストさせて通信していると資金にかなりの余裕が生まれる。 スパロボとポケステがつながっているのは本作のみである。 「ミンメイ/未沙ポイント」と呼ばれる特殊システムの導入 『超時空要塞マクロス』の主人公である一条輝は本来早瀬未沙と恋愛関係に及ぶのだが、本作では選択肢に応じて累計されたポイントによってはミンメイとくっつけることも可能となっている。 賛否両論点 システム 難易度・ゲームバランス 『F』ほど極端な差ではなくなったものの、依然としてスーパー系よりリアル系が有利なゲームバランスにできている。 2回行動解禁レベルは、相変わらずリアル系が早くスーパー系が遅い。スーパー系だと概ねLv80前後での解禁なので、特定のボスをレベル差と「努力」を合わせてマップ兵器で巻き込んで倒すことで一気にレベル99に上げるなど、特殊なテクニックを駆使しない限りはまず到達できない。一方でガンダム系は約60、マクロス系は火力等が若干劣る代わりに40台。縛りプレイでもない限り間違いなく自軍の主力になるはず。 もっとも、これでも『F』よりはかなり遅く設定されてはいる。あちらは最速でLv30であり、『F完結編』に至る前に到達できてしまっていた。 「底力/ガッツ」という瀕死時に命中・回避・CRT値が上昇する技能が存在するが、先述の「防御攻撃」と併用すれば容易に発動させられる。このため本来は被弾率の高いスーパー系パイロットの技能であるはずが、リアル系パイロットの方がこれらの恩恵を受けてしまっている。マクロス系でガッツ持ちのフォッカーやイサムがひとたび発動させようものなら、雑魚はおろかボスユニットすらも圧倒できてしまう(*6)。…なのだが今作は命中率が0%にならない限り、今作では常に撃墜の危険が付きまとう。詳しくは後述のバグを参照のこと。 主人公機も例外ではなく、リアル系の換装形態の一つが作中トップクラスの性能を誇る反面、スーパー系後継機の性能は控えめ。ただし、換装用のパーツは入手時期が遅めで、それ以前はスーパー系の方が強い。 数々の調整が行われたものの、ダメージ面にはまだまだ大雑把な部分が残っている。 上述の「技能ポイントシステム」には強化の際限がないため、1キャラに絞って運用すればバランス崩壊レベルの火力を持たせられる。また、後半加入キャラ(能力自体は高めだが、育てたキャラの格闘・射撃値には劣る)が確実に割を食う。 本作で新登場した精神コマンドの一部が、やりすぎなレベルで高性能。そのターン回避不能になるがダメージ4.5倍の「捨て身」、与ダメージが1ターンの間1.5倍になる「激闘」など。 次回作『α外伝』で主に取りざたされるが、「長射程武器は近いほど強力になる」という、武器の距離補正による影響は今作も大きい。 問題点 システム 熟練度 熟練度の獲得条件がゲーム内で確認できない。会話イベント等からヒントを得らえる場合もあるが、それも全てではない。 基本的に「撤退する敵を撃墜する」「○ターン以内に敵を全滅させる」等で上がり、「シナリオの流れを無視する」「勝利条件を満たさなかった」等で下がる。これらはまだ判りやすいのだが、何気ない選択肢で増減するものは流石に事前情報がないと無理である。 また、熟練度が増減した旨のアナウンス等が無く、現在値の表示場所も「主人公のパイロット能力画面」と「データセーブorロード画面」のみである等、新システム故に作り込みの甘さを感じさせる。 そのため主人公を出撃させていないと、ステージをクリアするまで熟練度を確認することもできない。 なお、獲得した熟練度の確認が容易になったのは『α外伝』から、獲得条件そのものを確認できるようになったのは『OG』からである。 その他 マップ上でのユニットの移動速度が遅く、テンポが悪い。 戦闘アニメカットの導入により、従来作とは比べ物にならないほどプレイ時間が短くなっているのだが、だからこそ気になるというユーザーも。 顔グラもほぼ全員が描き直されており、原作でヘルメットを着用するキャラの大半がヘルメットを被った顔グラになっている。悪くはないのだが、キャラの素顔が見たい人は気になるところ。 原作を知らない人にとっては、ヘルメット着用時の顔グラとインターミッションorキャラクター図鑑でのグラフィックに差がありすぎて「このキャラこんな顔してたんだ」と驚く人も多かった。 ヘルメット着用が不評だったのか『α外伝』以降の『IMPACT』等では、顔グラがヘルメットなどをかぶっていない、素の状態で描かれている。 「…」(3点リーダ)だけで何も発言しないキャラが会話の中で頻繁に挿入される。「思うところがある」という描写なのだろうが、このせいで少々テンポが悪くなっている。脇役キャラが会話に顔を出す出番を作れるという意味では優れているのだが。 余談だが、これを逆手に取ったのか、無口キャラ同士が版権を超えて無口合戦をするというネタがある。 スーパー系主人公機は、後継機への改造引継ぎができない。 主人公機は初期から強力な性能を持っている上に出撃機会も多いため、改造するメリットが大きいはずなのだが、この仕様を知っているプレイヤーからは改造を躊躇われることがある。また、引継ぎがないうえに改造元の機体が残らないのは本機のみという点も、不公平と感じさせられる。 武器が個別改造なのは既存のスパロボと一緒だが『ガンダムW』の一部の機体など、後継機になると特定の武装が消滅する機体が存在する。 当然ながら改造につぎこんだ資金は戻ってこない。特にガンダムデスサイズのバスターシールドは、威力・射程共に優れているのだが、最終的に『ガンダムデスサイズヘルカスタム』になると、武装がバルカンとビームシザーズだけになってしまう為、下手にバスターシールドを改造すると泣きを見ることになる。 『α外伝』以降は、武器が一括改造になったのでこのような問題は起こらなくなった。 前述の技能ポイントについて ウッソを例にとってみると、初期のデフォルト機体であるVガンダムは「ビーム・ライフル」など射撃メインで戦う必要があるのに、後継機のV2ガンダムは必殺武器である「光の翼」が格闘武器であるため威力が微妙になってしまう。乗り換えでカバーできるのが救いか。 また、リアル系主人公の後継機は「遠距離戦射撃タイプ」「接近戦格闘タイプ」の二種類を使い分ける仕様になり、熟考する必要がある。序盤の最強武器は格闘、中盤から後継機に乗り換えるまでの最強武器は射撃となり、悩ましい。 ただし、後継機はそれまで主人公を全く育てていなくても十分活躍出来るほど強いので、実プレイ上はあまり問題にならない。 これらは『第2次α』でパイロット養成システムが追加されたことで改善された。 強化パーツを強制的に外される シナリオ分岐で別部隊に移る度に別れたユニットの強化パーツが強制的に外れる。命中率のバグや加速のない足の遅いユニットなど考えて細かく設定してもシナリオ分岐でリアル系やスーパーロボット系、または戦艦単位で部隊が何度も分割されては勝手に外されるので毎回意識的に付け直すのはかなり大変。 機体を勝手に乗せ換えられる パイロット固有の機体が設定されているようで、いつの間にかプレイヤーが乗せた機体と異なる機体に強制的に乗せ換えられてしまう。機体を乗り換えるイベントなど一切関係なくシナリオが進むと一部を除く全パイロットが一括して修正される。主要メンバーのカミーユですらΖIIからまたΖガンダム乗り換えさせられたりもする。 シナリオ 一部にみられる、版権作品を主人公の踏み台にする描写 分かりやすい例では、スーパー系主人公機をマジンガーZのパイロットである甲児本人から「マジンガーと同等かそれ以上の性能」と言わせたり、あるキャラが主人公の念動力を「ニュータイプを遥かに超える素養を持っている可能性が高い」と発言する等。引き合いに出された原作のファンからすれば気持ちのいいものではない。 批判には「オリジナル主人公が版権作品を差し置いてエンジェル・ハイロゥを一人で止めた」(*7)などの誤解もあるが、紛らわしい描写があったのも事実である。 念のため補足するとこういった比較描写が非難されているだけで、キャラや機体が出張って悪目立ちしたりといった事はない。 スタッフ側もこの扱いを重く受け止めたようで、これ以降バンプレオリの方針は突出から協調路線へとシフトしていくようになる。 『ジャイアントロボ』はスパロボシリーズ2度目の参戦にして現時点で最後の登場だが、前回同様に原作再現が殆どない。 初参戦の『スーパーロボット大戦64』においても似たような扱いだった。今回も同じ結果になり落胆したファンは多い。 破天荒な作風・そもそも原作においても膨大な世界観のごく一部しか描かれていない・シズマドライブの設定とスパロボとは相性が悪い要素が多いため、仕方ないといえば仕方ないが。 『聖戦士ダンバイン』は、途中で敵勢力がバイストン・ウェルに強制送還されてしまい、決着が完全に棚上げされてしまう(しかも、送還前に決着をつけると厳しく批判され熟練度が大幅に下がる)。次回作以降の伏線ならまだいいのだが、ダンバインは以後、αシリーズに登場しない。 この強制送還を行ったのがオリジナルキャラであると言うのも、前述の踏み台描写の一環として批判されている。 一方でダンバインの戦艦であるグラン・ガランやゴラオンが本作の母艦として重宝されている場面もあり、また艦長であるシーラはリーダーとしての存在感を見せ、エレもサイキッカー関連で絡むことも多い。バイストン・ウェルに自軍が転移する展開もあるなどラストの決着以外は特に扱いは悪くない。 『マクロスプラス』は、基本的にイサムとガルドの諍いが描かれたのみで、本格的な物語の進行は次回作『スーパーロボット大戦α外伝』に持ち越された。『初代マクロス』へのゲストという趣が強い。 バグ 一部シナリオでイベント前に特定の敵を撃墜、撤退させると増援が来ないなどの不具合が生じてシナリオクリアが不可能になる。 レベル・パイロット名・搭乗ユニット・気力・取った行動などが同じザコが続けて行動する場合、乱数が固定されてしまう。 例えば相手ターンで、ザコAの命中率1%の攻撃が味方ユニット甲に当たると、続く同名のザコBザコCによる甲への攻撃も(射程の関係で別の武器を使うなどの事態がない限り)必ず当たる。 防御・回避などを一旦選んだあと選択したい行動をとることで乱数を変えることができる。 キャラクター図鑑で音声が聞けない。 説明書では特定ボタンを押せば聞けるよう記されているが、実際にはそんな機能は存在しない。 実はこれはソフトの不具合ではなく説明書の誤り。『F/F完結編』の説明書の記述を流用したため生じたミスである。後の廉価版ではこの記述が削除されている。 ちなみに似たケースとして、同じく『F/F完結編』の説明書の記述を流用したため「分岐がある」と書かれたPS版『第2次』が存在する。 一部キャラが図鑑登録されず、正規の方法では全シナリオを見ても登録率が100%にならない。『第3次α』にも同様のバグが存在する。 恋愛ポイントという概念が存在し、高ければEDで主人公の恋人の記憶が戻ることになっているのだが、実際にはいくら取っても全く無意味で絶対に記憶を取り戻さない。 なお、記憶が戻らない設定は後続作において正史となった。 総評 システムや難易度等を見直し、一般向けに遊びやすくしたことでさらに知名度が上がり、シリーズの地位を確固たるものにした良作。 評価の高かった前作『64』と同じく積極的なクロスオーバーがなされているほか、原作再現もある程度盛り込まれたことでシナリオも充実している。 本作が生み出した様々な新システムは後の作品にも形を変えつつ継承されており、本作はαシリーズだけでなくスパロボシリーズ全体としても新たなスタートを快く切れた作品といえるだろう。 その後の展開 続編として2001年にPSで『スーパーロボット大戦α外伝』、2003年にPS2で『第2次スーパーロボット大戦α』、そして2005年にはPS2でシリーズ完結作『第3次スーパーロボット大戦α -終焉の銀河へ-』が発売されている。 『α外伝』ではかなりの難易度調整が入っており、本作と同じ感覚でプレイするとかなり痛い目を見る。『第2次α』『第3次α』は新たにユニットの小隊制が導入されている。詳しくはそれぞれの該当記事で。 『α外伝』発売後の約5か月後に本作のドリームキャスト版が発売された。詳細は後述。 スーパーロボット大戦α for Dreamcast 【すーぱーろぼっとたいせんあるふぁ ふぉー どりーむきゃすと】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 ドリームキャスト 発売元 バンプレスト 開発元 バンプレソフトスマイルビット 発売日 2001年8月30日 定価 7,800円 判定 良作 概要(DC) ドリームキャスト唯一のスパロボ。 元々はPS版と同時に発表されていたが、それ以降はほとんど情報がなかったため、開発がかなり難航したのではないかと思われる。 PS版と全く同じ内容というわけではなく、戦闘バランスの見直しやキャラクターのグラフィックの修正、シリーズ初となる3Dグラフィックの戦闘アニメの実装などが行われている。 追加・変更点(DC) シリーズでは初めて、ユニットのグラフィックが3Dで描かれている。 ユニット及びパイロット能力の見直し 『トップをねらえ!』のノリコは「奇跡」の習得レベルが60と現実的なレベルになり、さらに強くなった(PS版では80以上必要)。 ダンクーガは、断空剣をフル改造しなくても断空光牙剣を使えるようになった。 敵ユニットについても、終盤のボスクラスの大技が威力7000というトンでもない数値になっているなど、難易度が上がっている(PS版は4500前後だった)。 精神コマンド 『α外伝』に合わせる形で精神コマンドも弱体化。「魂」の与ダメージ3倍→2.5倍に伴い、「捨て身」の最終与ダメージも4.5倍→3.75倍に低下。「戦慄」も敵全体の気力が-10→-5と使い勝手が悪くなっている。 新ルートの追加 新ルートに入ると後半の話数が増えることになり、PS版ではさほど問題とならなかったSRXの合体制限が生きるようになる。 追加ルートでは『マクロス』のブリタイ艦も自軍の戦艦として利用可能。 特定条件を満たせばネオ・グランゾンと戦える。精神コマンドコンボが凄まじく、『奇跡』を実に7回も使ってくるという化け物じみた強さを見せ付けてくれる。なお、全ての精神コマンドイベントが終わらないと、絶対にHPが10残るという意地悪仕様も加わっている。 「『α外伝』がドリームキャストでは出ないこととの兼ね合いで作られている」とのことで、PS版ではできなかったいくつかの伏線の回収を済ませるストーリーになっている。 ちなみにこの新ルートのシナリオでは『エヴァ』関連にさらに踏み込んだ内容となっており、この面ではそれなりの完成度を誇るが、ゼ・バルマリィ関連はやや雑な展開で行われる。 『エヴァ』の決着シナリオでは「衝撃のアルベルト」も再び登場。序盤のイベントとは異なり、味方のサポートがあればEVA量産機のATフィールドをぶち抜き暴走初号機を一撃で撃墜することも可能な、生身の人間の凄まじさを見ることができる。 また、エンディングでは主人公の恋人の記憶が戻ったことを仄めかす描写が存在する。 シナリオの微修正 基本的な流れを変えない程度に上記の不評シーンを中心にシナリオが修正された。 立ち絵・フェイスウィンドウ内の絵の描き直し 非常に出来がよく、特に立ち絵は後の作品にも使い回されている程。 その他 『サンライズ英雄譚』のオリジナル作品『機甲武装Gブレイカー』の参戦 劇場版『マクロス』の主題歌「愛、おぼえていますか…」のボーカル版の採用 シリーズ唯一の試み。残念ながらカラオケモードやサウンドモードではPS版が流用されているため聞けない。 初の戦闘デモの途中キャンセルを搭載 本作以降は『COMPACT3』まで使われなかった。 ジャイアントロボの登場などにデモの挿入 『64』以来の合体攻撃の採用 「デンドロビウム+Ζガンダム+ΖΖガンダム」「R1+サイバスター」といった本作独自のものも多い。後者はOGシリーズでも未実装で、ファンからの要望は多いものの、OGシリーズではリュウセイが参加できる合体攻撃が既に3つ存在するため、サイバスターとの合体攻撃の復活は行わないことが告知されている。 問題点(DC) 全体的にロードが長い上に頻繁に発生する。 マップは90度単位で視点変更できるようになったが、却って見づらくなった。 ユニットの移動ももっさりした動作になり、アイコンも潰れたようになっている。 バンプレストオリジナルで、PS版から能力値が弱体化したユニットが存在する。 SRXは、ユニット能力が大幅に低下したほか、隠し武装の『天上天下一撃必殺砲(*8)』の威力にも下方修正が入った。その結果、「とても3機の出撃枠を割くほどの価値はない」と非難されてしまう。 最初から合体している状態であればむしろ妥当な能力値なので、そのような調整を行う予定だったのかもしれない。 グランゾンは、試作型縮退砲が消されてしまったため、攻撃力が大幅に低下している。 ヴィレッタは『α外伝』で追加された「微弱ながら念動力を持つ」という余計な設定のせいで、PS版の念動力L9から念動力L7に低下し成長も鈍くなり、「魂」まで覚えなくなった。またレビは敵の時に覚えていた「奇跡」が、味方になるとなくなってしまう。 上記の2人程ではないが、リュウセイもアムロ級のトップエース並のパラメーターから大幅な弱体化がされている。ただし、念動力L9とガッツは健在で、サイバスターとの合体技「アカシックブレイカー」も使えるようになったため、こちらは問題視されていない。 3Dによる戦闘アニメもユニットはほとんど固定ポーズのままであり、それをごまかすために"光り"の演出を重ねている。 完成から遠い時期に発売された雑誌の情報では戦闘時の視点変更が出来るかのような文言も見られたが、実際にはできない。上記効果との兼ね合い上無理なのだろう。 一部機体の回避モーションで変形や分離を行うなど、新しい試みは見られる。 EVA初号機の暴走など一部の攻撃演出は効果がうまく活かされており一見の価値があるが、全般にはよい評価を与えるだけのものには至っていない。 バグ PS版よりバグが若干増えている。中でも酷いものとして、限界反応値がプログラムミスで機能しない死にパラメーターになっている(*9)。 『ボルテスV』のハイネル被弾時のボイスの中に、同じ市川治氏が演じる『ジャイアント・ロボ』のマスク・ザ・レッドのボイス(はっきり「マスク・ザ・レッド」と名乗っている)が混在するというミスがある。 マスク・ザ・レッド自体はPS版・DC版どちらにも出演していないため、本来は没ボイスである。元々DC版に追加出演させる予定があったのだろうか? 『愛、おぼえていますか…』のボーカルが流れるシナリオでは処理が重くなりすぎて、戦闘での3Dモデルが崩壊していたりする。 総評(DC) ロード時間がPS版より伸び快適性が劣悪になったことや、シリーズ初の3Dによる戦闘アニメの評価は芳しくないなどの問題点はあるものの、 本作独自の新ルートや立ち絵の描き直し等、PS版には無い独自の魅力も持ち合わせている。 テンポの悪さを我慢する必要はあるものの、既にPS版をクリア済みの人にとってもプレイする価値はあるだろう。 余談 PS版はシリーズ歴代最高の売り上げ75万本を記録。これは現在でも破られていない。 作中で『ガンダムF91』のシーブックが木星圏の勢力を指して「木星帝国」と形容する一幕がある。 「木星帝国」は『ガンダムF91』の次回作『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の敵組織であり、この発言が「クロスボーン参戦の予兆か?」とファンの間で話題となった。実際に次々回作の『第2次α』では『クロスボーン』参戦が実現している。 なおデジキューブ社の攻略本『スーパーロボット大戦α攻略本 魂』において、寺田Pが「クロスボーン参戦の前振りではない」と発言している。 本作の戦闘アニメが動くようになったきっかけは、スタッフの一人である土屋英寛氏がヴァルシオーネRの戦闘シーンに対し非常に気合を入れて動くようにしてしまったためである。そのため他の機体もそれに釣り合わせる形でレベルを引き上げた。もしこれが無ければ、現在のスパロボはもっと地味なものになっていたかもしれない。 本作以降、ガンダム系ユニットに「瞳」が描かれなくなった。 元々『SDガンダム』においてユニットを擬人化するための表現であり、「スパロボの様にパイロットが搭乗する作品には合わない」と判断されたのだろうか。ただ、ゲーム雑誌などに掲載された開発画面には瞳が付いたものもあり、開発途中で急遽変更されたと考えられる。本作でもパッケージイラストやムービーでは瞳が付いたままになっている。また、『SDガンダム』側でも 『Gジェネ』シリーズが展開されており、「瞳の描かれていないSDガンダム」が主流になっていたことも一因と思われる。 なおSDガンダムシリーズの作品(『SDガンダム三国伝』『SDガンダム外伝』等)が参戦した場合、その作品のMSに限り原作通り瞳が描かれている。 『Ζガンダム』のカツとサラの会話イベントが豊富に作られており、丁寧にフラグを立てていくことで最終決戦の際に説得ができる。しかし他の隠しキャラと違い、全てのフラグを満たしてもサラを仲間にすることはできない。 『第4次』ではうまくいっていただけに、少々残念である。 旧シリーズでは外敵による脅威を世界中に警告するも突っぱねられたが故に敵対していたDC(ディバイン・クルセイダーズ)が、『マクロス』参戦の影響で警告が受け入れられているため敵対する理由が無くなり、本作では味方機を開発しているなど味方サイドになっている。総帥であり『第2次』でラスボスを務めたビアン・ゾルダークも、本人こそ登場しないものの裏方として尽力していたことが仄めかされている。 実は初期プロットでは『勇者王ガオガイガー』の主役組織であるGGGがこの役目を担うはずだったが、『ガオガイガー』参戦が本作では見送られた結果、穴埋めのためにDCが宛がわれることになった。 このことから、「旧シリーズの『第2次』で『聖戦士ダンバイン』の参戦が見送られた代わりに『魔装機神』の設定が作られた」という噂を思い出したファンも多い。しかし後にこの噂は寺田Pによって否定されている。 寺田氏のTwitterによると、制作時は本来、本作のラスボスとは別の真のボスが存在しており、この人物はあやつられているに過ぎなかった。しかし、変更を余儀なくされ、ラスボス自身がさまざまな策をめぐらしていたことになった。その結果、かの有名なセリフである「それも私だ」が誕生したのだという。 なお、DC版の新しい展開はそれとも異なるもので、こちらは後に考え付いたものとのこと。 この幻のラスボスの構想は、使える要素を再構成して第二次αのラスボスに再利用された。 DC版新ルートのエヴァンゲリオン関連の展開は、後の『第3次α』でも若干アレンジして使用されている。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/4435.html
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 機種:PS3,PSV(連獄篇のみダウンロード専用) 作・編曲者(*1)(OST):サラマンダー・ファクトリー(鶴山尚史、花岡拓也、松島加代子)、岡田さとる、北城和美、北城浩志、ハイウインドプロダクション (スタッフロール): 時獄篇:サラマンダー・ファクトリー(鶴山尚史、花岡拓也、松島加代子)、北城和美、北城浩志、ハイウインドプロダクション 連獄篇:サラマンダー・ファクトリー(鶴山尚史、花岡拓也、松島加代子)、ハイウインドプロダクション、葉山宏治 天獄篇:サラマンダー・ファクトリー(鶴山尚史、花岡拓也、松島加代子)、ハイウインドプロダクション、岡田さとる、葉山宏治 開発元:B.B.スタジオ 発売元:バンダイナムコゲームス(時獄篇)、バンダイナムコエンターテインメント(連獄篇、天獄篇) 発売日:2014年4月10日(時獄篇)、2015年4月2日(連獄篇、天獄篇) 概要 略称は3次Zなど。 いわゆる「Zシリーズ」の最終章。 前作に続き、前後編2本立て。 「連獄篇」は天獄篇の初回特典。中編に当たる。 時獄篇 PlayStation3とVitaのクロスプラットフォーム方式。 両機種でセーブデータの共有が可能。 両機種のパッケージ版には、初回限定の特典として『スーパーロボット大戦』HDリメイク版のダウンロードコードが封入された。 「エディットBGM」と呼ぶカスタムサウンドトラック方式が導入され、戦闘BGMに好きな音楽を使えるようになった。 それ以外はゲーム内の曲が使われる。 使用できるファイルの種類など、詳細は公式を参照。 http //srw-z3-jigoku.suparobo.jp/system/system10.php ゲーム内BGMについて、 PS3・Vita版、両機種の音源の違いは無い。 音楽は、新曲と2次Zの流用曲で構成されている。 1次Zの出典曲もストリーム用に再アレンジされている。 連獄篇 時獄篇の外伝。Zシリーズオリジナルキャラクターのみで構成されている。 全15話で、天獄篇につながるシナリオ。 天獄篇の初回特典としてダウンロード配布された。 (パッケージ版は封入コードを使用、DL版は発売日から15年4月15日までの期間限定特典) 連獄篇のみの単独販売予定はない、とのこと。 天獄篇 Zシリーズの完結編。 今作もエディットBGMが使える。 今回は武器ごとに個別BGMを設定することができる。 http //srw-z3-tengoku.suparobo.jp/system/03.php 使用曲について 時獄篇(前編)で使用され、天獄篇(後編)でカットされた曲もある。 ここでは天獄篇で追加された曲をボールドで、削除された曲には下線を付与した形で表記している。 収録曲 オリジナル曲 3次Z新規曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc4 瞳の中の明日 編 花岡拓也 ヒビキ(ジェニオン)のテーマ 2014年515位 禁忌という名の希望 花岡拓也 ヒビキ(ジェニオン・ガイ)のテーマ 心の底の昨日 瞳の中の明日のアレンジ 太極のオーバーライザー 作 鶴山尚史編 花岡拓也 ヒビキ(ジェミニオン・レイ)のテーマ 第9回394位2015年169位 SOLAR CRYSTAL 編 花岡拓也 トライアのテーマ Disc5 LOST SOLDIERS 編 花岡拓也 ジェミニスのテーマ 2014年268位 屍魂の徒 花岡拓也 尸空のテーマ 天翔る金牛 花岡拓也 エルーナルーナのテーマ 第9回884位2015年170位 怨嗟のサバト 編 花岡拓也 バルビエルのテーマ 2015年315位 夢幻の戦神 花岡拓也 ヴィルダークのテーマ THE SON OF SUN 花岡拓也 アドヴェントのテーマ 降臨する覇者 花岡拓也 敵汎用曲 天より遣われし者 花岡拓也 御使いのテーマ 終焉を看取る神 花岡拓也 聖アドヴェントのテーマ PRISON RUNNER 作 松島加代子編 花岡拓也 味方汎用曲 KNOTTY PROBLEM OCCULTIC ISSUE TWO-FACEDNESS TRAP "A-Z" 花岡拓也 苦患の時 Disc6 真実へ至る道 花岡拓也 MIDNIGHT BABY 花岡拓也 危急争鳴 花岡拓也 ALEEEEEERT!! 花岡拓也 戦鬼一口 花岡拓也 DARK SIDE OF SPHERE 讃美と密謀 HEAVEN'S DOOR 僕らの世界は、ここにある。 THE THIRD Z 編 花岡拓也(*2) Disc7 BROKEN BAMBOO 花岡拓也 迫撃の鋼神 花岡拓也 FIVE EDGES 花岡拓也 IRON AVENGER 花岡拓也 累卵包囲網 花岡拓也 虎の為に翼をつくることなかれ 花岡拓也 時獄の監視者 花岡拓也 時獄篇 最終面BGM 翠の地球 花岡拓也 EMPIRE BREAKER 花岡拓也 聖鍵の予兆 編 花岡拓也(*3) OUR LAST RESORT 編 花岡拓也(*4) Disc8 それは混沌か、あるいは秩序か 花岡拓也 天の御使いの笑声轟く 花岡拓也 FINAL CODE“Z” 花岡拓也 果てなき天の獄炎 花岡拓也 Z-BLUE 花岡拓也 ANGER INVERSION 花岡拓也 READY ZIII 花岡拓也 MAXIMUM BREAK!! マキシマムブレイク時 見てらっしゃい! Dトレーダー TIME OF HELL 時獄篇 OPデモ BEGEN OF HEAVEN 天獄篇 OPデモ Rebellion ~反逆の戦士達~(タイトル用ショート版) 作:影山ヒロノブ編:寺田志保編:栗山善親 時獄篇 オープニングテーマ 決戦 the Final Round(タイトル用ショート版) 作:影山ヒロノブ/遠藤正明/きただにひろし/奥井雅美/福山芳樹/ヒカルド・クルーズ編:寺田志保 天獄篇 オープニングテーマ OST未収録曲 Rebellion ~反逆の戦士達~ 作:影山ヒロノブ編:寺田志保編:栗山善親 歌 JAM Project時獄篇 オープニングテーマガドライトのテーマ(イベント発生後)ヴィルダークのテーマ(イベント発生後) 2014年459位 PRAY FOR YOU GAME 作:奥井雅美編:寺田志保 歌 JAM Project時獄篇 エンディングテーマ 決戦 the Final Round 作:影山ヒロノブ/遠藤正明/きただにひろし/奥井雅美/福山芳樹/ヒカルド・クルーズ編:寺田志保 歌 JAM Project天獄篇 オープニングテーマ聖アドヴェントのテーマ(イベント発生後) END OF HEAVEN 作:遠藤正明編:寺田志保 歌 JAM Project天獄篇 エンディングテーマ 2次Zからの続投曲 Disc4 CLOSE GAME LIFE 編 花岡拓也 クロウ(アクシオ・スコートSP)のテーマ THE UNBREAKABLE 作 鶴山尚史編 花岡拓也 クロウ(リ・ブラスタT)のテーマ 王の愛は民のために 作 鶴山尚史編 花岡拓也 アークセイバーのテーマ 無窮の闘神 花岡拓也 ヴァイシュラバのテーマ Disc5 BLACK STRANGER 花岡拓也 アサキムのテーマ 世界は回る HAIRLINE CRACK DRY TIME QUIET DECEIT 戦騎達の行進 花岡拓也 Disc6 今日も世界は回る Disc7 死線上の硬貨 花岡拓也 DISRUPTION 花岡拓也 ZED STORM 花岡拓也 千敵万来 花岡拓也 正邪戦線 花岡拓也 THE KINGMAKER 花岡拓也 OST未収録曲 LAND CRASHER 葉山宏治 ランド(ランボルト・レオン)のテーマ1次ZのOSTに収録 負けないぜ!ガンレオン 葉山宏治 ランド(ガンレオン・マグナ)のテーマ1次ZのOSTに収録 THE RIGHT STUFF 花岡拓也 セツコ(エイクロス・カスタム)のテーマ1次ZのOSTに収録 涙拭う翼 作 鶴山尚史編 花岡拓也 セツコ(バルゴラ・グローリーS)のテーマ1次ZのOSTに収録 BATTLE CHOIR 花岡拓也 味方汎用曲1次ZのOSTに収録 人は生きていく 鶴山尚史 1次ZのOSTに収録 MAD UNIVERSE 鶴山尚史 真実を見据える目 花岡拓也 歪んだパズル 花岡拓也 笑ってみようよ RAIN TEAR 咲いて散る 傍にいるひと WE SAY GO 花岡拓也 それでも人は生きていく 25回目の危機 花岡拓也 崩壊方程式 花岡拓也 忌むべき来訪者 Ver.Z 花岡拓也 多元世紀元年 花岡拓也 Z WARRIORS 鶴山尚史 GAME OVER BREAK TIME 鶴山尚史 BANPRESTO! Ver.Z 版権曲 曲名 作・編曲者 版権作品 補足 順位 3次Z新規曲 Disc1 BEYOND THE TIME 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア WHITE REFLECTION 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz PRIDE 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 時獄篇と天獄篇でアレンジが異なり、OSTには天獄篇のみ収録。 ENVOY FROM JUPITER 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- FINAL MISSION~QUANTUM BURST 1 TV版「TRANS-AM RAISER」のアレンジ部分時獄篇では1の表記なしUXのパート1と同パート FINAL MISSION~QUANTUM BURST 2 UXのパート2と同パート UNICORN 機動戦士ガンダムUC MOBILE SUIT RX-0 2014年525位 6thMob. UNICORN GUNDAM ゲーム中曲名「UNICORN GUNDAM」 Disc2 トップをねらえ!~Fly High~ トップをねらえ! ガンバスター トップレス トップをねらえ2! バスターマシン7号 POWER TO THE DREAM マクロス7 ユニバーサル・バニー 劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ アイモ 放課後オーバーフロウ 劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~ サヨナラノツバサ~the end of triangle THE TARGET 戦うM9 フルメタル・パニック! 特攻野郎? フルメタル・パニック?ふもっふ 疾走 フルメタル・パニック!The Second Raid Disc3 君の神話~アクエリオン第二章 アクエリオンEVOL 2014年279位 Genesis of LOVE~愛の起源 お前のXXXで天を衝け!! 劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇 涙の種、笑顔の花 Bataille Décisive(EM20) ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ゲーム中曲名「バタイユ・デシスィヴ」 Les Bêtes (EM05B) ゲーム中曲名「レ・ベットゥ」 Ambassadrice Rouge(2EM04) ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 ゲーム中曲名「アンバサドリス・ルージュ」 今日の日はさようなら Sin From Genesis Gods Message ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q WORLD END コードギアス 反逆のルルーシュ R2 戦い、さらなる闘い 翠星のガルガンティア この世界は僕らを待っていた 2次Zからの続投曲 Disc1 行け!ザンボット3 無敵超人ザンボット3 カムヒア!ダイターン3 無敵鋼人ダイターン3 トライダーG7のテーマ 無敵ロボ トライダーG7 太陽の使者・鉄人28号 太陽の使者 鉄人28号 宇宙の王者!ゴッドマーズ 六神合体ゴッドマーズ 炎のさだめ 装甲騎兵ボトムズ 漂流~スカイハリケーン 超時空世紀オーガス 閃光の中のMS 機動戦士Zガンダム MAIN TITLE 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア Resolution 機動新世紀ガンダムX ターンAターン ∀ガンダム 第2次Zと第3次Zでアレンジが異なる。OSTには第2次Zのみ収録。 Disc2 SEVENTH MOON マクロス7 PLANET DANCE 突撃ラブハート MY FRIENDS TRY AGAIN TRY AGAIN(イントロカット版) DYNAMITE EXPLOSION マクロス7 ダイナマイト7 ライオン 劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ 音源は2次Zと共通 HEATS 真ゲッターロボ 世界最後の日 守護神‐The guardian 真マジンガー 衝撃!Z編 路地裏の宇宙少年 地球防衛企業ダイ・ガード SURE PROMISE THE ビッグオー Disc3 創聖のアクエリオン 創聖のアクエリオン 鳥の歌 獣装機攻ダンクーガノヴァ 空色デイズ 天元突破グレンラガン Elegant Force コードギアス 反逆のルルーシュ R2 サウンドトラック 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 天獄篇 オリジナルサウンドトラック ※全8枚 再生時間9時間40分。 3次Zの使用曲と、2次Zにのみ使われたオリジナル曲を収録。 ただし、1次Z出典の一部オリジナル曲と、2次Zにのみ使われた版権アレンジ曲は未収録。 このサウンドトラックは音が割れている曲が多い。 スーパーロボット大戦Z オリジナルサウンドトラック ※1次Z出典の曲を収録。 再生方式がPS2ハードの内蔵音源で、3次Zの音源とは多少違いがある。 備考 「うますぎWAVE」第446回 2015年07月21日配信より、寺田Pのサウンドトラックの話要約 版権、特に機動戦士ガンダムUCの曲は、どの曲を、どこからどこまで使うのか、スタッフで論議した 「UNICORN GUNDAM」など、そこじゃないんじゃない?と思っている人もいるかも知れない 「今日も世界は回る」曲名は寺田P命名。 ゲーム初期に「世界は回る」という曲があり、対して最後のほうに出てくる曲なので。 オリジナルの曲名のほぼ大半は、寺田Pが決めている。 曲名をつけたときの精神状態を反映している。「世界は回る」のときは忙しかった 映画のタイトルをもじったり、セリフから取っていることも Zシリーズは意図的に「Z」の文字を使うようにしている 曲名は直感でパンパン決めてしまうほう。 「READY ZEUTH」データインストールの曲、1次Zテーマのピアノアレンジ。 ついでに聴いちゃう曲 画面見ながら「はやくインストール終わんね~かな~」だからREADY(準備)ZEUTH Zシリーズは、全作、メインのテーマの旋律をオリジナルの各曲にちょこちょこ入れている。 OPのCG曲には、必ずメインテーマが入っている 適当につけた曲名だと「見てらっしゃい!!」は「よってらっしゃい!」という曲があったので α外伝のバザーシステムを基にしているので、場面の曲もそれと意図的に似ている(*5) 「OUR LAST RESORT」のようにネタに困って普通につけちゃったのも 曲名を意味無くつけてはいない。辞書を引いて意味を知ってつけたことも。 曲名をつけるのに悩んだのは「累卵包囲網」造語。卵が重なった包囲網=大ピンチ ピンチ曲「死線上の硬貨」コイントスしてどちらに落ちるか。死線を越えるとか
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1600.html
登録日:2010/02/07(日) 01 00 00 更新日:2024/04/08 Mon 09 37 30 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 2部作 2部構成 DS SRW W 「なぜなにナデシコはやらないのか(´・ω・`)」 かわいそうな暗黒大将軍 どうしてああなった なぜなにトロワ みんな大好きボン太くん アリアハード エーアイ カズマ ギブアップせい! クロスオーバーのバイブル ゲーム ゴライオン ザ・データベース スタッフが心配になる戦闘アニメ スパロボ スパロボW スーパーロボット大戦 ニンテンドーDS バンダイナムコ バンプレスト ルリルリ成長しすぎ ヴァルストークファミリー 中の人などいない 二部構成 会長閣下留年バグ 冥王星 初心者にオススメ 劇場版ダイゴウジ・ガイ 半年で何があった 名作 家族 彼女?いねーよ 携帯機 携帯機スパロボ 最高傑作候補 連合宇宙暦 邪気眼 鬱展開にゴルディオンクラッシャー WARNING! 記録しろ、宇宙を揺るがす二つの物語を!! 『スーパーロボット大戦シリーズ』のニンテンドーDS用ソフト第一弾。 2007年3月1日発売。 開発元はエーアイ、発売元はバンプレスト。 CM ※推奨BGM:「Wのテーマ~億千光年の彼方へ~」 未体験のダブルスクリーンと、二部構成で綴られる壮大なストーリー! 話題の新規参戦作品群を加えた豪華19作品が、夢の競演を果たす! DSでスパロボに!熱く!!なぁぁぁれぇぇぇぇッ!!! スーパーロボット大戦W 3.01 on DS!! CMナレーションは我らが勇者王が担当。他にもしょこたんが実際にプレイしているものもある。 【概要】 最大の特徴はストーリーが前編後編の二部構成になっていること。 Aは「ADVANCE」、Rは「REVERSAL」、Dは「DESTINY」、Jは「JUDGEMENT」だったが、今回のWはDSのダブルスクリーンと二部構成のストーリーからなるダブルミーニング。 ちなみにパッケージ裏には「WARNING!」と書いてある。 この作品だけで一作目と続編の二つ分楽しめるお得な作品。 MXやJと同様に「お気に入りシステム」を搭載しているが、本作では一部と二部で選び直す形式になっている。 一部では種とかオーガンとか空気だしね。 クリア毎にお気に入りはリセットされるが、4周目以降は全作品お気に入り状態になる。 なお、第一部で限界を超えて改造した分は、第二部でお気に入り作品に選ばなくても改造が引き継がれるのでご安心を。これは、2~3周目でそれ以前に改造した分も同様である。 ストーリーは様々な作品にかなり深く野心的なクロスオーバーが見られ(テッカマンとオーガン、ゴライオンとガオガイガー等)、 オリジナルもそこに巧妙に絡んでくるため非常に評価が高い。 しかも外伝などのコアなファンしか分からないようなネタまで入っていたり、『なぜなにナデシコ』の再現度が高かったりとネタにも余念がない。 ファンサービスも充実しており、ナデシコでは今まで生存がルート選択だったヤマダ・ジロウ(ダイゴウジ・ガイ)が生存確定になり、 (グラフィックは組み合わせた使い回しだが)第二部劇場版用のオリジナル機体が用意され、顔グラも劇場版風に新たに作られた。 しかもブラックサレナ時のアキトとの合体攻撃(ダブルゲキガンフレア)まである。 オリジナル主人公のカズマ達アーディガン・ファミリーも親しみやすく様々な作品の接着剤として機能し、なおかつでしゃばりすぎないという絶妙なポジションで人気が高い。 このことから、スパロボ補正に関する話題では本作の内容が挙げられることも多い。 戦闘アニメーションは一部Jの使い回しがあるもののとんでもなく良く動き、演出もかなり凝っている。 なぜデュエルガンダムのビームサーベルのカットインを使い回しせずに削除したんだ ガオガイガー系などは αシリーズ よりこちらの方が再現度が高い(なんと氷竜たちやボルフォッグは台詞に合わせて口パクするという凝りよう)。 また、ほとんどの味方機体にトドメ演出がある。ない機体を探した方が早い。 そしてオリジナルのBGMもストーリー同様に評価が高い。 良曲が多いので必聴の価値あり。 欠点は携帯機なのでやむを得ないがボイスがないことと、顔グラフィックに感情の変化がないこと。 前作ほどではないが誤字脱字の多さも目につく。 そしてあまりにも難易度が易しすぎることくらい。 …と書いたものの、初見殺しと名高いガウルンに泣かされたプレイヤーも少なくない様子。 ちなみにボイスは無いが声優ネタは色々とある。 これらの要素からスパロボ史上最高傑作との呼び声も高く、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世編』の発売に際してファミ通で行われたアンケートでは「好きなスパロボ作品」で見事1位を獲得した。 【参戦作品】 ★は新規参戦 ☆フルメタル・パニック! ☆フルメタル・パニック? ふもっふ ★フルメタル・パニック! The Second Raid ☆新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ☆機動戦士ガンダムSEED ★機動戦士ガンダムSEED ASTRAY ★機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY ☆宇宙の騎士 テッカマンブレード ★宇宙の騎士 テッカマンブレードⅡ ★DETONATOR オーガン(デトネイター・オーガン) ☆マジンカイザー ☆マジンカイザー死闘!暗黒大将軍 ☆ゲッターロボG ☆真ゲッターロボ(原作漫画版)(機体のみ参戦。なぜかデザインは『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』のものになっている。) ★百獣王ゴライオン ☆機動戦艦ナデシコ ☆劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- ☆勇者王ガオガイガー ☆勇者王ガオガイガーFINAL(『GRAND GLORIOUS GATHERING』含む) メインはガガガ、テッカマン、ナデシコ、フルメタ。 ゲッターはほぼいるだけ参戦で、キャラはTV版『G』だがゲッターロボG(機体)は一切登場しない。 今回はボン太くんやラグビー部といったふもっふネタもある。 種はアストレイの方がメインなため裏方に回っている。 【ストーリー】 連合宇宙暦98年。 トレーズ・クシュリナーダが起こした「革命戦争」により世界は国家や民族を尊重する新たな共和制になり、その意思統一機関として「新・国際連合」が誕生した。 しかし、この頃から地球は宇宙の驚異にさらされる。 白鳥座方面探査プロジェクト「シグナライト計画」の失敗。 正体不明物体「EI-01」の落下。 謎の地球外生物「ラダム」の侵略。 木星方面から侵攻してきた異文明「木星トカゲ」。 連合宇宙暦99年。 世界は今、新たな戦いを迎えようとしていた。 【オリジナルキャラ】 戦艦『ヴァルストーク』で暮らすトレイラー(便利屋)で『ヴァルストークファミリー』と呼ばれる。 一人を除き全員血が繋がった『アーディガンファミリー』である。 ◆カズマ・アーディガン 16歳。長男。 主人公。ヴァルホークのメインパイロットを務める。 一直線の熱血バカで、考えるより動くタイプ。とにかく若く未熟なので父親などに怒られることも多いが、友人も多い愛されキャラ。 だが何よりもこいつの特徴は、どいつもこいつも彼女持ちのスパロボシリーズには珍しい独り身の非リア充であること。 第1話から自分で言うくらい彼女を欲しがり、バレンタインデーには版権キャラ(命やミナト)の義理チョコを期待する悲しい男。一部キャラとはフラグは立っているのだが……。 第2部では見た目・中身ともにイメチェンを図り、アイコンもガラッと変わる。もっとも、中身は盛大な黒歴史になった。顔とご飯は赤歴史なんだけどね。 周りがなかなか言えなかったことをハッキリ突っ込めるルネは流石リオン・レーヌである。 ???「し て い た」 ◆ミヒロ・アーディガン 10歳。三女。 ヴァルホークのサブパイロット。 兄思いで健気ないい子。 しかしブラコンなためお兄ちゃん成分が足りなくなると黒くなる。 なぜか一家で一人だけ黒でも茶でもない緑色の髪だが理由は不明。 「ビッグボルフォッグだーっ!!」 第1部と第2部でデザインが変わるが、カズマほどの変化はなくちびっこのまま。 ◆アカネ・アーディガン 20歳。次女。 砲撃手。 やや粗暴な性格で怒りやすい。カズマよりもバカな疑惑がある。 貧乳マヨラー。 一応揺れます。相当な動体視力がいるが。 (ちなみに作中で言われるほど小さくはない) ◆シホミ・アーディガン 22歳。長女。 オペレーター。 優しいお姉ちゃんだが怒るとかなり怖い。 糸目。本気で怒ると開眼して小宇宙が大変なことになるらしい。 カットインがなんとも残念すぎる。(乳揺れ的な意味で) ◆ブレスフィールド・アーディガン 45歳。父親。艦長。愛称は“ブレス”。 若い頃からトレイラーをしており、大河長官や火麻参謀、フリーマンとは旧知の仲。『鷹の目』の異名を持つ豪快オヤジ。 交渉術の手腕も良いがプロスペクターは苦手。 後に宇宙の命運を揺るがす存在であったことが発覚する。 それと同時にアーディガンファミリーはなんともいえない恥ずかしい目にあった。 ◆ホリス・ホライアン 操舵手。唯一アーディガンの人間ではない。 飄々とした青年だが実はかなり切れ者で、よくアカネをからかって怒らせる。 発売前は、その怪しい風貌からネタにされまくっていた。 最強武器のファミリーカットインでハブられている。 ◆キャレット 一家の世話をするロボ。ロペット枠。 アイコンしか出ていないが、設定画ではなんと4足歩行。ぶっちゃけキモい。 ◆ガレント・カベリナリオ ブレスのお目付け役で『鬼の腕』の異名を持つ。 整備や情報収集をしてヴァルストークファミリーをサポートしている。 出番は少ないが全身絵はちゃんとある。 《ザ・データベース》 訪れた星のデータを収集し、終わった後は破壊しようとする組織。目的が伝承族そのまんま ◆アリア・アドヴァンス 謎の機体に乗り、時には味方時には敵な謎の少女。唯一の乳揺れ要員(シホミは角度が残念)。 木星での戦いでザ・パワーでビンビンになった最低勇者ロボ軍団にレイプされるが、 パーツ増殖バグが発見されると勇者王のガトリングドライバーでカズマを掘った方が早いため姦り捨てられた。 立ち位置的には(おそらく)ヒロインなのだが、色んな理由でカズマとくっつくことは無いまま終わった。 ◆アプリカント 謎の仮面。誰かに似ているが… ◆インファレンス データベースの実質的なリーダー。 クールで気取った典型的な邪気眼タイプだが、そんなキャラなのにはある理由が……。 ◆クリティック データベースの幹部。 うざい管理職。 政治家っぽいキャラかと思いきや全身像は剣士なキャラで見た者の腹筋を割った。 ◆レギュレイト データベースの幹部。 エロい。特にカットインが。火麻参謀が悔しがるわけだ。 成立しかけたカズマとあるキャラの恋愛フラグを盛大に粉砕した人。 【主役機】 選択式ではなくヴァルホーク一択。残念。これ以降の携帯機スパロボは男性主人公のみとなっている。そろそろ単独女性主人公もいいんじゃないの? ねえ? 因みに主人公機の武器名は、システム設定で変更可能。 ◆ヴァルホーク ロボットに変形できる可変型戦闘機。間違えやすいが戦闘機が基本形態。 ロボット形態ではライフルやサーベルなど標準的な武装を持ち、近~遠距離までこなせる。 ◆ヴァルストーク 戦艦。 アーディガンファミリーの家もかねる。機動力が高いのがウリ。 明らかにグニグニ動く“手”みたいな形の主砲を持つため、最初から「これ人型に変形するだろ」とバレバレ。 被弾すると誰かの部屋が壊れる可能性があるので、意外と装甲任せで突っ込むわけにはいかなかったりする。 ちなみに、ヴァルホークと改造が共有されるため、これで合体することを察したプレイヤーも多いだろう。 ◆ヴァルガード ストークとホークが合体した形態。 その予想外の異様な姿に「これが後継機か…」と挫折しかけた人も。 しかしこちらもこちらで味はあると評価する人も。 見た目の悪さから、更に先の形態がある筈。と感付いた人も多いのではないだろうか? 見た目は某ファミコンで動かすロボット。ポジションはR-2パワード。 通称ヴァルドスコイ。 ◆ヴァルザカード ヴァルガードにいろいろ合体した最終ロボ。通称「最強の家」 詳しくは項目で。 没データ 例によって本作にも没データが存在している。 後年には本作のオリジナルキャラの顔グラも発見されている。勿体ない。 もしかしたらOGで復活採用されるかもしれない。 女カズマと男ミヒロ(それぞれ一部と二部有り) ユウミ(レギュレイトの反転、髪や目の色が異なる) アリアに対応する男性キャラ(ディセイバーと表情などが多少異なる) 「スパロボW 男女選択」「スパロボW 性別選択」で検索してみよう。 追記・修正はご随意に △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 面白いし好きな作品だけど、確かにクリティックが全部悪いみたいな感じで押し付けてたのは気になったな。同組織の家族モチーフの面々は全員救われてるだけに、何というか排他的と言うか。 -- 名無しさん (2013-08-05 15 41 44) ↑どうも最初から公正する気もなさそうだったからしょうがないか -- 名無しさん (2013-08-16 14 57 59) 安定しないラムダドライバ。装甲1000のゴライオン。史上最強の家に反則すれすれのボルテッカー。色々あるけどとりあえずネタ回のボン太くんは面白かったわw -- 名無しさん (2013-09-07 13 44 14) アンソロでカガリがキラとの合体攻撃とかが無い事に不満で私は世界一不幸な双子だとか叫んでたらアストレイ三人娘が隣で複雑そうなタカヤ兄さんに平謝りな一コマはカガリが酷いのか哀れなのかだった。 -- 名無し (2013-10-13 02 32 00) ↑無印種がアストレイのおまけでアラスカやオーブの見せ場的シナリオもアストレイやテッカマンが入り乱れてた。 -- 名無し (2013-10-17 12 58 58) 暗黒大将軍の不遇が良作で目立つよな、真マジンガー衝撃Z編の続編出来ればあの世界の暗黒大将軍が参戦出来るけど、挨拶代わりに富士山を斬られて日本が大変な事になるしなあ……。 -- 名無し (2013-11-22 19 43 00) ギブアップせい! で吹いた -- 名無しさん (2013-12-20 10 00 35) ↑2 あれはグレート編がないと無理 ところでクリティックだが、他二人が身内モデルだったことを考えるともしかして…ホリス⁉ 批評役だからインテリ部分だけとってちゃらけた部分除いたら歪んじゃったとか…最終決戦であいつだけホリス無視せんかったけどそれも自分の元ネタだったからとか… -- 名無しさん (2013-12-28 17 47 19) アリアの説明文が酷すぎるww -- 名無しさん (2013-12-28 18 47 56) デーッデデデデデーッデーンデデデデデデデデーンデデデーンヒュウウンデッデッデッデッデッ ワァン♪ -- 名無しさん (2014-01-09 08 17 18) ↑プラスワーン -- 名無しさん (2014-01-09 08 21 37) PVの曲なんとかCDなんねえかなあw -- 名無しさん (2014-01-09 08 26 29) プラスワァン -- 名無しさん (2014-01-09 08 38 25) 正直アリアのキャラはカズマよりアカネの方が近いと思う -- 名無しさん (2014-01-09 09 31 01) システム上優遇されてるのはガオガイガーだが、ストーリーで優遇されてるのはテッカマンブレード タカヤ兄さんマジ主人公 -- 名無しさん (2014-01-09 09 41 07) 最大攻撃力ではタカヤ兄さんとウルズ7がタメを張る。 -- 名無しさん (2014-01-09 12 45 10) プラスワァン -- 名無しさん (2014-01-09 12 46 42) リアル系の主人公は鉄火巻で、スーパーロボット系の主人公は勇者王だと認識した -- 名無しさん (2014-02-13 01 42 40) 食堂のほのぼの学生組が良かった。何気にゲッターチームが学生だという事を思い出させてくれた。あとニート99さん -- 名無しさん (2014-02-15 23 42 08) 本筋に関係ないシナリオが面白いんだよな。白鳥の「マジン、ゴー!」はクッソ笑ったw -- 名無しさん (2014-02-15 23 45 18) ↑99さん「スクランブルだ、緊急出動、メカニック・スイッチオン!」 -- 名無しさん (2014-02-15 23 47 59) なんつーか、コレが転換期な気ガス。携帯と本家は別制作っぽいが、これで大胆な設定クロスが好評だったからこそ最近は大胆になってる、でいいのかな? -- 名無しさん (2014-02-16 00 14 44) ↑MXは大胆じゃないってことか -- 名無しさん (2014-02-16 00 16 50) ↑その辺はあくまで個人の主観だね。αからといえばそのようにも思えるし。 -- 名無しさん (2014-02-16 00 20 18) タグのSEED救済ってどんな補正だったんだ? -- 名無しさん (2014-03-05 19 55 25) ↑きれいなフレイ、ニコル他いろいろ -- 名無しさん (2014-03-05 19 57 18) ミユキor赤い一撃 カナードって選択肢はミユキに傾くよ…絶対 -- 名無しさん (2014-03-05 20 25 12) 赤い一撃のアニメは格好いいけどやっぱり鉄火巻きシナリオ選んじゃう不思議!涙腺ヤバい -- 名無しさん (2014-03-05 20 29 25) シンヤ生きてるのにテッカマンアキとぺガスⅡが出たから、まさかゲッターで浄化するのかと期待したがそんなことはなかったぜ -- 名無しさん (2014-03-05 20 44 31) ↑ちゃんと味方用データがあってマスカレードのくだりでシナリオ変わったからこれは⁉ #65038;って思ったら生存したのはレイピアだった.... -- 名無しさん (2014-03-12 21 31 09) 原作死人が生存したりするのはスパロボ名物だけど、勇者ロボ全員生存、アキトが店に帰ってきたとか……特に感涙ものよね。すごくすきだわ。 -- 名無しさん (2014-04-06 22 15 14) ヴァルアルムとか思えば200m超えの機体が超高速のぶちかましをかけてくるわけだよな…大半の機体は一撃ではね飛ばされるだろ -- 名無しさん (2014-04-06 23 42 51) 制作会社的にもリメイクの足枷になる材料は無い筈だよな? -- 名無しさん (2014-04-06 23 44 13) ↑×4タカヤ兄さんはシンヤが自分の為に戦ってくれただけでボルテッカより凄まじい喜び声を出してそうだ。 -- 名無し (2014-04-16 14 12 50) ヴァルホークの説明、戦闘機に変形できるロボじゃなくて、ロボに変形できる飛行機じゃないか? -- 名無しさん (2014-04-17 11 47 58) ↑3ラピス・ラズリぐらいかな -- 名無しさん (2014-05-10 14 01 21) ↑4それはお前が決めることやないやん -- 名無しさん (2014-05-10 14 05 23) ↑夢みるぐらい多少はね? -- 名無しさん (2014-05-10 14 11 26) テッカマンブレード、オーガン、ゴライオンは二度と参戦しないんだろうか…。 -- 名無しさん (2014-06-12 18 57 56) ↑ブレードを再参戦すると今度は声入るわけだから、またマイクが… -- 名無しさん (2014-06-12 19 21 11) ヴァルホークの説明逆だな。戦闘機が基本形態だ -- 名無しさん (2014-07-07 17 26 11) ヴァルホークの説明を修正しました -- 名無しさん (2014-07-07 20 41 58) つぎがUXだから、3DSのスパロボは恵まれてるわ。うん次はUXだから、いいね。 -- 名無しさん (2014-07-22 14 27 00) ↑Lは? -- 名無しさん (2014-07-22 14 28 54) オリキャラ欄に『鬼の腕』が居なくね?パイロットじゃないけどキャレットもいるのに… -- 名無しさん (2014-07-22 14 41 34) ゴライオンは装甲薄くても良い。敵フェイズはカウンターで先んじてファイアートルネードを当て、攻撃力を半減させてしのぐ。 -- 名無しさん (2014-07-22 14 56 27) ↑3&4 お前ら気持ちは解るけど酷いぞ。いくらいつものスパロボと違うからって無限のフロンティアとスパロボ学園を忘れるなんて。 -- 名無しさん (2014-07-22 17 12 40) ↑あ、因みに無限のフロンティアはEXEED込みだから。あと誤解を招く書き方したけど無限のフロンティアは嫌いじゃない(学園はやってないからしらん)。 -- 名無しさん (2014-07-22 17 33 16) 未だに、ダータベースの処遇に不満。あれだけ暴れまわっていたのに、改心→お咎め無しなんて都合良すぎる。 -- 名無しさん (2014-12-12 10 58 45) ↑そんな敵いたっけかな -- 名無しさん (2014-12-12 11 16 18) ↑ザ・データベースですな…。 -- 名無しさん (2014-12-12 11 25 35) ↑3 まあ、あいつらEDで文字通り終わりのない償罪の旅に出たからね。 -- 名無しさん (2014-12-12 11 56 17) ダースベーダーに空目したw -- 名無しさん (2014-12-12 12 27 28) データベースの連中の未来を考えると不安しかない。自分たちが滅ぼした相手に会いに行くわけだから当然怖がられるだろうし、もしくは対抗策としてとんでもない兵器準備しててやられちゃうかも… -- 名無しさん (2015-03-21 22 17 46) クロスオーバーしまくりで原作再現の少ないWやUXが良シナリオとされてるあたり、ユーザーがスパロボに求めてるものが何となく察せる -- 名無しさん (2015-06-06 21 10 50) ↑原作再現しつつクロスオーバーしまくりなんだよ。 -- 名無しさん (2015-06-06 21 15 18) 24話の味方サイド&木連組がVSガルラ帝国で熱血発揮してたのは噴いたw シンクライン、襲撃タイミング悪すぎだwww -- 名無しさん (2015-07-06 06 54 23) ゴルディオンクラッシャーが グランドクルスアタックの前座だったり本来の主題歌の神話(と究極神話)が入ってなかったりガオガイガーも言うほど優遇されてないような… -- 名無しさん (2015-07-28 09 08 15) ↑2部はガガガ言うほど優遇されてない気はする 個人的には勇者たちの特攻イベントは欲しかったが人によるだろうな… マイクの場合橋召還攻撃になるし -- 名無しさん (2015-09-04 00 07 03) データベースは今までの場所はどこも滅亡寸前だったからデータ収集だけで、直接滅ぼそうと手を出したのは今回が初らしい -- 名無しさん (2015-11-29 22 43 36) ゴライオンの性能が主役機ではダントツで低いのが不満だな。原作再現が少ないのは原作では地球が滅亡しているから仕方ないが。 -- 名無しさん (2015-11-30 19 51 07) シミュレーションゲーとしてはうんこ。趣味レーションゲーとしては最高峰 -- 名無しさん (2015-12-25 02 03 27) シナリオは叩いちゃいけない聖域みたいな扱いになってる感があるけど、実際ん所結構首を傾げる所は少なくない。もっとも、短所を覆い隠すほどに長所が優れているから良作である事に変わりはないが。 -- 名無しさん (2015-12-25 02 14 59) シナリオといえば本作ライターの千住京太郎ってやっぱ森住なのかな?テキストのテンポの良さが調子良い時の森住っぽいんだが -- 名無しさん (2016-01-11 00 50 48) なんか不自然にコメントが削除されてたから復帰させた。 -- 名無しさん (2016-03-21 23 02 00) ↑3 そうなん・ 具体的にどこら辺よ? -- 名無しさん (2016-03-21 23 57 23) オーガンとブレードがただの同一作品になってて吹いた -- 名無しさん (2016-08-21 13 16 37) 没データ面白かった。検索ワード書いた人ありがとう。男ディセイバー格好いいな -- 名無しさん (2017-01-04 15 21 02) クロスオーバーの波に飲まれがちだけど、本来スパロボ版カイザーの技であるカイザーノヴァをOVA版カイザーが使えるのも何気にすごい -- 名無しさん (2017-03-16 23 17 31) タグでSEED救済って書いてあるけどあんな扱いで救済とか言われてもな -- 名無しさん (2017-03-17 07 21 29) と気付きましたが、 『スーパーロボット大戦W』の世界だと、 『フルメタル・パニック!』の原作の都合でレナード一味が健在ですが、 『勇者王ガオガイガーFINAL』のシャッセールら別作品の犯罪組織を追う勢力もいたり、 『勇者王ガオガイガーFINAL』の世界を股にかけ、超常の技術を有する犯罪組織ベイオネットもいますし もしかしたら元ノイ・ヴェルター及びシャッセール連合vs.アマルガム及びベイオネット連合の、 原作以上の規模でのフルメタ最終決戦が起こりうるのかもしれません……? -- 名無しさん (2017-05-10 13 01 03) 機界最強7原種が全員で来てやっと対等に戦えるアプリカントはどんだけ強いんだよ -- 名無しさん (2017-05-26 08 48 16) ↑2あとデスティニィーアストレイのシナリオも組み込んで、何ならゲッターロボ號とかも組み込んでみます。 -- え (2018-07-08 23 56 35) ヒロイックではないがヴァルドスコイかっこいいよ。バルドスカイに似てるし←関係ない -- 名無しさん (2019-01-09 18 42 53) ゴライオンは東映が権利を手放したらしいからもう参戦することはないんだろうか? -- 名無しさん (2019-09-26 22 15 23) 面白いのは認めるけど宇宙の冒険基本で家の事忘れて架空の世界を楽しむゲームのスパロボで実家で親に怒られ彼女も出来ない中2あるあるをやるとどうもSFにいる気がしない俺は異端なのだろうか -- 名無しさん (2020-07-14 23 21 19) ↑家のこと忘れて…にはならないほうが多い気がするのだけど -- 名無しさん (2020-07-14 23 25 52) まぁロボット作品の親子家族でギクシャクしてないのは当時多かったからな自分の名前でプレイしたらSFゲームの主人公とは思えない位家族に小言を言われると何かリフレッシュ出来ないのは解る -- 名無しさん (2020-07-14 23 36 43) さすがに優遇許せん!みたいな話はキリないんじゃないかなと -- 名無しさん (2020-12-22 16 24 43) 荒らしコメントを削除 -- 名無しさん (2021-08-29 04 40 58) 2022年3月1日、『スーパーロボット大戦W』15周年おめでとう! -- 名無しさん (2022-03-01 06 03 34) 版権作品の主人公(今回の場合東映アニメ版ゲッターチーム)が原作の乗騎(初代ゲッターロボやゲッターロボG)に乗らなかったのは初めてかな? そして役目を奪った真ゲッターは後の30で仕返しされた模様。 -- 名無しさん (2023-09-29 08 08 25) カガリと五飛について追記されてたんですが、カガリの場合はストーリー的にはオーブを任せられると最後には認められてますし、システム的にもSEEDの特殊技能により、全ステータスが+10になるので弱い訳ではありません。五飛の場合は仲間になる前に何度も敵として登場しているので、厳しい目で見られるのも仕方ない部分があると思うので削除しました -- 名無しさん (2024-02-13 17 24 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/src_review/pages/213.html
どこかで見た事のある様な、プロローグ(そんなに長くない)が流れる。 スーパーロボット大戦Jのタイトルが表示され Talkコマンドで「ジャスティスと呼ばれる歴史を見よ!」だって。しばし唖然。正義側=プレイヤー側しか描写しないんだろうか。 難易度の設定と部隊名決め。部隊名はそのままで、難易度はノーマルに。 てっきり俺は、イージー、ノーマル、ハードの三つだと思ってたのに、スペシャルなるハードの上が存在。とりあえずノーマルに。 サイド7にて、部隊指揮官のブライトがメンバーを招集する。 集まったのはシーブックと甲児。すくねっ。シーブックが居るのは珍しいが。 特に理由が無いまま、新部隊名を名乗る事に。最初から部隊名を使ってる事にすれば良かったのに。 補給物資を受け取った後、木星トカゲが襲来する。 甲児は毎度お馴染みマジンガーZ。シーブックは補給されたガンダムMKⅡ。今までGMカスタムを使ってたらしい。不憫。 バッタの群れもなんのその、海本は避けるは打つわ、甲児は耐えるわ殴るわで、木星トカゲを圧倒。 そしてあっという間に敵を全滅させ、サイド7からヘリオポリスへ。 中立コロニーで開発されてると言う、新型ガンダムの調査に向かう。ヘリオポリスには何故かゲッターチームも居るらしい。 そしてヘリオポリスの入港許可申請中に、エゥーゴとザフトの旗艦を発見する海本。流石はNTだ。 そこで次に続く。 まぁ、普通のスパロボシナリオ。 文章が軽めで引き込まれない等、そこら辺も良くある俺スパロボか。 まだ二話までしかリリースされてないので、これからに期待。もしかしたら少しは面白くなるかも。 人の事言えない文章ですが、予告通りに。
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/467.html
「スーパーロボット大戦MX PORTABLE」の攻略・その他記録集です。 ネタバレ等については自重しておりませんのでご注意ください。 (画像:スーパーロボット大戦MX PORTABLE) <リンク集> 公式ページ:http //www.suparobo.jp/srw_lineup/srw_mxp/index.html Wikipedia:スーパーロボット大戦MX スーパーロボット大戦Wiki:http //hiki.cre.jp/SRW/?SuperRobotWarsMXPortable <作品概要> <◆基本情報> 関連ページ:スーパーロボット大戦 No No.38 発売日 2005年12月29日 ハード PSP 定価 5,040円 開発 バンプレソフト/トーセ 販売 バンプレスト 主題歌 OP:VICTORY/JAM ProjectED:約束の地/JAM Project 時系列前後 (No.37)スーパーロボット大戦J(No.38)★スーパーロボット大戦MX PORTABLE(※)スーパーロボット大戦i(A)(No.39)スーパーロボット大戦XO <◆バンプレストオリジナル/味方サイド> 「ツェントル・プロジェクト」/本流ヒューゴ・メディオ(声:高橋広樹):主人公。 アクア・ケントルム(声:白鳥由里):パートナー。 ミタール・ザパト(スーパー系搭乗機)ガルムレイド→ガルムレイド・ブレイズ(G/S) (リアル系搭乗機)サーベラス→サーベラス・イグナイト(G/S) <◆バンプレストオリジナル/敵サイド> 「ツェントル・プロジェクト」/敵役アルベロ・エスト(声:宝亀克寿):ライバル エルデ・ミッテ(声:小林優子):ライバルのパートナーメディウス・ロクス:アルベロ&エルデの搭乗機 メディウス・ロクス(第2形態) (汎用)フロンス (汎用)テルグム (汎用)シニストラ (汎用)デクステラ メディウス・ロクス(最終形態) AI1<最終ボス機> <◆参戦作品> 初出年代 作品名 1970-74年 1972年:マジンガーZ 1974年:グレートマジンガー 1975-79年 1975年:UFOロボ グレンダイザー 1975年:ゲッターロボG 1975年:勇者ライディーン 1978年:闘将ダイモス 1980-84年 (なし) 1985-89年 1985年:機動戦士Ζガンダム 1986年:機動戦士ガンダムΖΖ 1986年:マシンロボ クロノスの大逆襲 1987年:機甲戦記ドラグナー 1988年:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1988年:◆冥王計画ゼオライマー 1990-94年 1994年:機動武闘伝Gガンダム 1995-99年 1995年:新世紀エヴァンゲリオン 1998年:劇場版 機動戦艦ナデシコ 2000-04年 2000年:GEAR戦士電童 2002年:◆ラーゼフォン 2005-09年 (2005年/本作) ※年代参考:資料01:SF映像作品リスト ※初出年次順で掲載。新規参戦なし。◎は機体のみ参戦。◆付はMX(PS2)で初参戦した作品。 <(参考)非リスト作品> ※上記リストにはないものの、実質的に参戦している作品 初出年 作品名 備考 - オリジナル 1974年 劇場版マジンガーシリーズ 原作再現あり(グレートvsゲッター/ギルギルガン)(空中大激突/ピクドロン他)(グレンダイザーvsグレート/バレンドス親衛隊長他)(決戦!大海獣/ドラゴノザウルス) グレートマジンガー(桜多版) 原作再現あり(グレートマジンガー/元祖 他) 1997年 新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 原作再現あり(Air/まごころを君に) <ゲーム情報> 【全話一覧】スーパーロボット大戦MXシナリオ一覧(まとめ中) <攻略記録・その他雑感> coming soon...
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3776.html
スーパーロボット大戦NEO 【すーぱーろぼっとたいせんねお】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 Wii 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 さざなみ 発売日 2009年10月29日 定価 8,379円 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 スーパーロボット大戦シリーズリンク 概要 参戦作品一覧 特徴・評価点 システム面 演出面 バンプレストオリジナル 賛否両論点 問題点 システム面 演出面 参戦作品について 総評 余談 概要 Wiiにおける最初で最後のスパロボ。『GC/XO』やスクランブルコマンダーシリーズに続き、戦闘アニメに3Dを採用。 シミュレーションRPG部分の基本は踏襲しつつも従来のスパロボと全く違ったシステムを採用し、作業ゲー・リセットゲーに陥りがちなゲーム性からの脱却が図られている。 参戦作品一覧 + ... ★マークは新規参戦作品。 マジンガーZ グレートマジンガー ★新ゲッターロボ 機動武闘伝Gガンダム 戦国魔神ゴーショーグン 銀河旋風ブライガー ★獣神ライガー 絶対無敵ライジンオー ★元気爆発ガンバルガー ★熱血最強ゴウザウラー ★完全勝利ダイテイオー ★NG騎士ラムネ 40 ★疾風!アイアンリーガー ★覇王大系リューナイト バンプレストオリジナル 「20代スタッフの意見を参考にした」という事から、人気がありながらも世界観や版権の問題で参戦が絶望視されてきた1990年代の作品群が大挙して参戦している。 当時から人気の高かった『NG騎士ラムネ 40』『覇王大系リューナイト』に加え、『エルドランシリーズ』の4作品が勢揃いし、 さらにほぼ人間サイズの『疾風!アイアンリーガー』までもが参戦という、直撃世代には豪華すぎるラインナップにファンは狂喜乱舞した。 「人類間戦争を描かない作品のみが参戦」「リアル系作品が存在しない(*1)」というスパロボは史上初である。 特徴・評価点 システム面 マップ上のマス目の区切りがなくなり、ユニットを360度自由に移動させることができるようになった。 従来は「移動先のマスを指定→マス目に沿ってユニットアイコンが移動」という流れだった。本作では移動先を決める際、プレイヤーのスティックの動きに追随してユニットがダッシュしたりブーストを吹かせて移動するようになっているため、過去作のプレイヤーは移動させるだけでも新鮮で楽しめる。 ユニット毎にマップ上のサイズ差が表現されるようになっている。 大型ユニットは同じ移動・攻撃範囲でも小型ユニットに比べ範囲が広くなる一方、小型ユニットは障害物や敵ユニットなどの隙間を通りやすいというメリットがある。 変形・合体によりサイズが変化するユニットもいる(場所や空きスペースによっては変形・合体できない)ので、重要な要素である。 ユニットの運用も大幅に変化している。 母船(従来作の「母艦」)に搭載してターン経過しても気力が減らなくなった。 出撃枠が「一度に出せるユニット数」という概念になっており、出撃中のユニットを母船に搭載することで他の機体を代わりに出撃させることが可能。 『J』の交代システムと『SC2』の撤退・増援とは違い、一度搭載した機体は何度でも出撃可能。 全体的に燃費が悪く設定されていることもあり、多数のユニットを活用していくことが求められる。 修理によって回復する量はパイロットレベル依存ではなく固定値となっている。 補給についても同様だが、使用されたパイロットの気力が低下せず、デフォルトで移動後使用可能となっている。 能力や武器を一定数改造すると、ユニットの特殊能力のレベルも上昇するようになった。 修理や補給で回復できる量も増加するため、改造が非常に重要なファクターとなっている。 メニューから選択して使用するタイプのアイテム(*2)は使っても無くならなくなった。使用してもそのマップが終了するまで使用不可能になるだけで、使い勝手が大幅に上がった。 この消費アイテムの仕様は『第2次Z』・『第2次OG』以降の後続作品でも採用されている。 精神コマンドがレベル制(最大Lv3)になり、パイロットのレベルアップとともに効果が上昇するようになった。 レベルアップによってSP消費が減少するもの(「加速」「ひらめき」など)と、上書きされず使用時にそれまでのレベルから選択できるもの(「不屈」「熱血」など)が存在する。 また、精神ポイントはシナリオ開始時点では最大値になっておらず、ターン経過やダメージを受ける等で増加する。「リュープリースト・バウルス」の回復魔法などでも回復できるため、事実上無制限に精神コマンドが使えるようになった。 その上、敵ターンの戦闘開始前にも自軍フェイズと同様に精神コマンドが使えるというこれまでの常識を覆す仕様。突発的なピンチにも対処しやすくなっている。 今作で初登場した精神コマンドは、「加速(移動力アップ)」の効果を味方ユニットに与える「追風」。これにより「加速」を持たないユニットでも足並を揃えて進軍しやすくなった。 多彩な武器属性。 建物などの立体的な地形を挟んで攻撃する「曲射」(地形を挟んでの攻撃はこの特性がある武器でしかできない)。 空を飛んでいるユニットに攻撃する際、補正がかかる「対空」。逆に地上のユニットに対する「対地」。 ユニットの移動と攻撃を同時に行う「突破」。簡易版MAPWと考えればあながち間違いではない 。 攻撃した相手を後ろに移動させる「押出」。さらに押し出した先に他のユニットや段差があると追加ダメージが入る。 他、追加ダメージや反撃封じ、援護無効化などの多彩な武装がある。 敵を包囲することで命中率やダメージに補正がかかる「包囲システム」。 四方を包囲すれば常時ダメージ2倍となるためHPの高い敵も倒しやすくなるが、敵も包囲されると上記の「突破」で脱出を図るため「これで勝った」と安心はできない。 また包囲効果は敵からの攻撃にも適用されるため、味方は包囲されないようまとまって移動するなど考えて行動させる必要がある。 なおパイロットが「無頼」の特殊技能を持っていると包囲効果は無効化される。 攻撃を回避する度に回避率が低下する「連続ターゲット補正」は健在。回避の仕様も変更され、命中率が半減ではなく、30%減少する仕様になった。これに包囲システムも加わるため、回避重視のユニットによる単騎無双は従来以上に厳しい。 『AP』に導入された乱数保存システムも搭載されている。一度セーブした後は何度リセット→コンティニューを繰り返しても戦闘結果などが変わらないため、リセットプレイが殆ど意味をなさなくなっている。『AP』にはあった抜け道も存在しない。 上記の様々なシステムを考慮して製作されており、戦闘バランスは極めて良好。従来のスパロボで通用していた遊び方だとむしろ苦戦することも。 中断メッセージでゴールドアームも言っている通り、説明書をよく読んでシステムを理解することが重要と言える。 今回は『COMPACT3』以降久々に宇宙戦が存在しない(宇宙に出る展開はある)。 熟練度システムは今回搭載されていない。 演出面 概要の通り、本作のユニットアイコンや戦闘アニメは3Dモデルを使用している。 戦闘アニメは、通常技は画面切替のない簡易アニメを、必殺技などは従来の画面切り替えによるアニメを採用。 戦闘演出は原作重視のものが多く、特に『元気爆発ガンバルガー』の必殺技系の再現度は群を抜いて高い。2Dで問題になっている「くどさ・冗長さ」とも無縁である。 BGMも非常に素晴らしい出来栄え。原曲と比べても遜色ないものが多く、中には原作BGMと勘違いされるほど作品に合ったオリジナルBGMもあり(*3)、多くのプレイヤーを唸らせた。 今回制作を担当した有限会社さざなみは、過去に戦闘とBGMを担当した『XO』でも品質・原作再現率の両面で高い評価を受けており、本作でもその実力を遺憾なく発揮している。 本作のオープニングテーマ「Wild Succession」は、従来のJAM Projectではなく美郷あきが担当。1990年代のアニメをイメージした曲風で、作品の雰囲気とマッチしている。 作品間のクロスオーバーも大小問わず多い。 『覇王大系リューナイト』の世界で、今回の主な舞台の一つであるアースティアに『NG騎士ラムネ 40』(とバンプレストオリジナル)の世界設定が組み込まれている。ラムネスの初陣にパッフィー一行が助太刀するのをはじめとして、この二作品の絡みは非常に多い。戦闘中の特殊援護台詞が一切用意されていないのが惜しい。 『ガンバルガー』のガンバーチームにかけられた呪いの解除方法に他作品の要素が使用されたり、己の出自に悩むダ・サイダーにマグナムエースがアドバイスを送るなど、印象に残りやすいシーンが豊富。 原作終了組は基本的に「子供達や後輩を見守るよき大人」として描かれており、要所で渋い活躍を見せてくれる。 バンプレストオリジナル オリジナル主人公「稲葉 駆(いなば かける)」は熱血系高校生と基本に忠実な路線で、言動の矛盾や嫌味が無い。 その分「少々影が薄い」という意見もある。まあ自軍が「小学生か大人か」という非常に偏った年齢構成のため、その中間くらいの高校生である主人公達を絡ませにくいのはしょうがないのだが。 CVは川原元幸が担当。初主演ながら技の叫びなど演技面は概ね好評である。 乗機の「シグザール」はリアル系寄りの近接戦闘型ユニット。物語上でアームドファントマというアイテムを集めることで強化されていく。 駆の弟である「稲葉 天音(いなば あまね)」はバンプレストオリジナルでも珍しいショタキャラ(*4)。小学4年生という立場から『ガンバルガー』のキャラや『ラムネ&40』のラムネと同じ学校に通っているという設定。CVは日高のり子。 本作の母船となる「イオニア」に生体ユニットとして取り込まれてしまう。アームドファントマが無い状態では生体ユニットの命が吸われていくため、早急にアームドファントマを集めることが駆の目的となっている。 少女らしい外見(*5)や上記の設定から、「『NEO』の真のヒロインは天音」だと主張するプレイヤーも。 本作のヒロインである「シャーリィ・ルノイエ」は元エルンスト機関所属で、アームドファントマ回収のために一時は駆達と敵対する。 担当声優である伊藤静はかねてよりスパロボ出演を熱望しており、晴れて念願が叶うこととなった(*6)。 本作のオリジナル敵組織である「エルンスト機関」はアースティアに存在し、主人公達と敵対はすれど断じて悪の軍団ではない。 目的のためにDG細胞を利用したりアイアンリーガーを大量に誘拐する(*7)などやり方が暴走気味(そのせいでアイアンリーガーの面々や、ドモンとの間に因縁がある)ではあるものの、極めて真っ当な集団である。そのため中盤辺りで和解し、協力関係になる。 また、アースティアで登場するオリジナルキャラクター「ザンパ」は、『ラムネ&40』か『リューナイト』のキャラと勘違いされるほど世界観に馴染んでいる。 賛否両論点 3Dの戦闘アニメの質は飛躍的に向上したものの、やはり従来の2Dアニメを望む意見も多い。 2Dの戦闘アニメは初代から数えて20作目(派生作品も含めたら更に多く)の『α』で一つの終着点に着き、現在はもはや完成系にあるといえるほど優れたものになっているのに対し、3DはDC版『α』から数えてまだ4作目に過ぎず、まだ成長する余地はあるだろう。 問題点 システム面 精神コマンドの「偵察」が無くなり、敵ユニットの詳細な能力が見られなくなった。武装なども不明なため、戦って覚えるRPG的なゲームになったとも言える。 ソフトリセットができない。 乱数保存システムによってリセットの意義が薄れた上、敵ターンでも精神を使えるという仕様のおかげで、あまり気にならないところではある。 一応WiiリモコンのHOMEボタン→リセットで同様のことができるが、その度にスキップ不可のクレジットを見る羽目になり復帰に時間がかかる。 敵CPUの性能が悪い。そのために予想外の行動(まっすぐに行けばすぐに交戦できるのに、反転して岩など進入不可の地形の反対側に行こうとする等)をされ、クリアまで思わぬ時間を食うことも。シナリオが進むにつれ長考することも多くなる。 ユニットの乗り換えができない。しかし、今回の参戦作品の中で乗り換えが可能だった作品がマジンガーシリーズくらいなので仕方がないと言える。 精神コマンドごとのレベル制の影響か、精神コマンドの総数が20個と最近のスパロボとしては少なめで、各キャラクターが覚える精神コマンドの数も少ない(一人乗りだと4個、複数搭乗のユニットにおいては一人2~3個)。 一部の武器属性が強力すぎる。 具体的には「対空」。「空中の相手に対して最大2倍のダメージを与える上、反撃を完全に封じる」という鬼仕様。敵も平気で使ってくるため、基本的に飛行可能機体でも地上に置いておく方が安全である。むしろそうしないと普通に撃墜される。 空中移動の場合、地上いた場合の進入不可の地形に配置でき、地形無視の移動で「包囲」の位置取りが大幅に楽になるというメリットもある。 また、追加ダメージを与える「ファイア」もなかなかに壊れている。運次第だが最大で2000もの追加ダメージを受けるため、後半ステージではHPに常に気を配っておく必要がある。 「Wiiならではの直感操作」をうたいながら実際には単なるアナログスティック操作であり、クラシックコントローラ推奨、GCコントローラ非対応というチグハグすぎる仕様になっている。 ユニットの移動で速さが調整できないためか細かい操作が出来ない。ぎりぎりのスペースで配置させようにも思うように行かず少し苛立ちを覚えるところがある。 推奨のクラシックコントローラーを使うことによりある程度緩和されるが、本体付属の機器でも何とかして欲しかったところ。 スパロボではよくあることだが、敵の増援が多めで1話の攻略が長引きやすい。 特に第25話は2話分の内容を1話に詰め込んだような構成となっており、とにかく長い。 隠し要素がたった3つとかなり少ない。図鑑を埋めるだけなら入手する必要もない。 MAPの使い回しが非常に多い。 シナリオ会話のスキップができない。 『SC2』ほどではないがクセのあるフォントを使用しており、全角の「ン」が「ソ」に近い形をしている。「ン」を使う名称が多いので目に付きやすく、例えば「エルドラソ」「ライジソオー」「ゴーショーグソ」と読めてしまう。 分岐ルートにて、別ルートに向かったユニットと合流した際、直前に装備していたアイテムが全て外されてしまうため、再セッティングの手間がかかる。 演出面 カットインがあまり綺麗ではない。どうやらムービーファイルを流しているためらしい。 エルドランシリーズのロボットやゲッターロボの合体ムービー、リューナイトのクラスチェンジのムービー等が用意されていない。 本作は原作で合体や搭乗する時が印象深い作品が多い(ガンダム系の『Gガンダム』にしてもモビルトレースシステム・セットアップがある)。 ライジンオーの合体ムービーは『XO』にはあったのだが……。 戦闘BGMのボリュームが小さい。オプションでBGM音量を最大にしても台詞や効果音にかき消されてしまう程。 時間や予算の都合で3Dでの再現が困難な演出が軒並み改変されている。特にゴウザウラーらザウラーズの必殺技は恐竜が出現する演出が全てカット・改変されている。 参戦作品について 容量か作業量の問題か、全般的に作品ごとのユニットの種類が少ない。一部の武装コンパチ機体を除けば敵組織一つにつき雑魚が2~3種類程度しかいないので、新鮮味がない。 『Gガンダム』の味方側では主人公のドモンしか登場しない。当然合体攻撃は使えないが、今回は単体でも十分強いレベルではある。 『アイアンリーガー』の参戦について。 参戦作品発表の時点から賛否両論だった『アイアンリーガー』だが、ファンの想像通りに色々な問題が起こっている。 本作では何故かアースティア側に組み込まれているため、地球のスポーツがアースティアにも存在するという謎の世界観に。この事に対する説明も無い。 本来は「ラフプレーばかりの相手チームを主人公達が正々堂々スポーツで打ち負かす」というストーリーなのに、アイアンリーガー達は基本的に「敵に球技用ボールをぶつける」というラフプレーで戦うため、違和感が酷いことになっている。 シルバーキャッスルのメンバーで登場するのはマグナムエースとマッハウインディのみで、他は一切登場しない。代わりにゴールド三兄弟と、はぐれリーガー編に出て来たアイアンボウラー姉妹が登場する。 シルバーキャッスルのメンバーの中には明らかに戦闘向きなキャラが3名ほどいるため、ファンからの落胆の声は強かった。 総評 シリーズのマンネリ化からの脱却、そして3Dスパロボの進化が着実に味わえる作品となっている。 特にシステムの変更は賛否両論あるものの、3Dを生かした新しいスパロボの形を提示できたことは非常に大きい。 また1990年代狙い撃ちという大胆な参戦作品群に惹かれた人であれば、シリーズ未経験でも遊ぶ価値は十分にあるだろう。 余談 『獣神ライガー』最大にして、日本アニメ史上でも最悪レベルのトラウマ回「涙をこらえて友を撃て!」が21話にて再現されている。 規制の問題などもあってか流石に放映時そのままの再現はできなかったが、それでも多くの原作ファンのトラウマを再発させた。挙句、毎度お馴染みスパロボ補正による救済なんてものは一切無い。 『熱血最強ゴウザウラー』の敵キャラクター・ギルターボを演じた安西正弘は、糖尿病やそれに付随する健康問題のため1997年から休業状態であったが、本作で声優業に復帰し、原作ファンにとっては嬉しいサプライズとなった。 2021年3月15日に逝去されたため、本作が唯一のスパロボ出演作となった。 本作は1人で複数のキャラを演じている声優が多い。特に林原めぐみ(*8)、島田敏(*9)、梁田清之(*10)の3人は1人で5役以上を演じるという快挙を成し遂げている。 注釈の通り、林原めぐみと島田敏はエルドランシリーズでの兼役が多いが、梁田清之は担当キャラの作品が見事にバラバラになっている。 予約特典は参戦作品の設定画や原作漫画のシーンを使った作品紹介、スタッフや声優のインタビュー、放映当時の裏話や現在の心境、描き下ろしイラストなどが収録された内容の濃い小冊子であり、ファンからも好評を持って迎えられた。 この小冊子において、『戦国魔神ゴーショーグン』の構成・脚本家である首藤剛志が「ゴーショーグンの小説はまだ終わっていません」「何とかエンドマークを出したい」と続編の発表に意欲的なコメントをしていたのだが、2010年に首藤氏が急逝した事により残念ながら未完に終わってしまった。 伊東岳彦の寄稿で「スパロボ嫌いは嘘」「『ゼーガペイン』や『アウトロースター』の出演オファーも待っている」との意向が明らかになった。「○○(原作者)はスパロボ嫌いだから出演できない」という噂に一石を投じたエピソードでもある。 後に『ゼーガペイン』はスマホアプリ『スーパーロボット大戦X-Ω』に参戦した。 2013年に本作の流れを汲む作品『スーパーロボット大戦Operation Extend』がPSPで発売された。ダウンロード専売であり、2015年末に配信終了となっている。 本作にも参戦した作品が多く続投しており、戦闘アニメやBGMも本作のものが多く流用されているが、シナリオ上の繋がりは一切ない。 参戦作品の年代的に『魔神英雄伝ワタル(*11)』や勇者シリーズなど一部の作品が登場しないことを残念がるユーザーもいたが、後にスパロボOGラジオ「うずまきWAVE」にて『ワタル』と『キャッ党忍伝てやんでえ』が候補として挙がっていたことが明かされている。『魔神英雄伝ワタル』は後に『スーパーロボット大戦X』に満を持して参戦した。 ちなみに後の作品では『機動警察パトレイバー』(スーパーロボット大戦OE)、『SDガンダム外伝』(スーパーロボット大戦BX)、『勇者特急マイトガイン』(スーパーロボット大戦V)、『勇者エクスカイザー』(スーパーロボット大戦X-Ω)、『魔法騎士レイアース』(スーパーロボット大戦T)、『魔動王グランゾート』(スーパーロボット大戦DD)、『勇者警察ジェイデッカー』(スーパーロボット大戦30)など80年代末期から90年代前半のロボットアニメが小出しながらも初参戦しており、本作発売時点での問題は徐々に解決されてきているようだ。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6357.html
本稿ではPS4/PSV/Switch版(判定はすべて良作)を紹介しています。 スーパーロボット大戦V 概要 参戦作品一覧 特徴 システム 評価点 システム シナリオ 賛否両論点 問題点 総評 余談 スーパーロボット大戦V(Switch/Win版) 概要(Switch/Win) 評価点(Switch/Win) 賛否両論点(Switch/Win) 問題点(Switch/Win) 総評(Switch/Win) スーパーロボット大戦V 【すーぱーろぼっとたいせんぶい】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 プレイステーション4プレイステーション・ヴィータ 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 B.B.スタジオ 発売日 2017年2月23日 定価 通常版 / 初回限定生産版【PS4】8,600円 / 12,600円【PSV】7,600円 / 11,600円(各税別) 廉価版 2021年1月21日(PS4のDL版のみ)Welcome Price!! 4,780円デラックスエディション 7,600円(各税別) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 ポイント 歴代シリーズの長所が融合ヒュッケバインが復活原作再現、クロスオーバーともに充実したシナリオ自由度の高い育成システム スーパーロボット大戦シリーズ 概要 『スーパーロボット大戦』シリーズ25周年記念作品。 全26作品の参戦のうち、新規参戦作品は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』『勇者特急マイトガイン』『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』『宇宙戦艦ヤマト2199』『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の計7作品(*1)。 また、シリーズでは初となる各参戦作品の主題歌原曲と劇中BGMが多く取り入れられた限定版『プレミアムアニメソング サウンドエディション』が発売された。 タイトルの「V」は「voyage」(航海)の頭文字で、本作のストーリーである航海を示すものとなっている。(*2) 参戦作品一覧 + ... ★マークは新規参戦作品。 無敵超人ザンボット3 無敵鋼人ダイターン3 機動戦士Zガンダム 機動戦士ガンダムZZ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ★機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 機動戦士クロスボーン・ガンダム ★機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート ★機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- 機動戦士ガンダムUC ★勇者特急マイトガイン 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- 真ゲッターロボ 世界最後の日 真マジンガー 衝撃! Z編 ★真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍 フルメタル・パニック! フルメタル・パニック?ふもっふ フルメタル・パニック! The Second Raid フルメタル・パニック! (原作小説版) ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q ★宇宙戦艦ヤマト2199 ★クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 バンプレストオリジナル 特徴 本作は『第3次スーパーロボット大戦Z』でのユーザーからの意見を多く取り入れて作られており、続投した作品にも多くが反映されている。 システム 本作では小隊制を採用しておらず、単体での出撃となっている。これは、版権スパロボでは『スーパーロボット大戦Operation Extend』以来、4年ぶりのこととなる(*3)。 「スキルルート」は、TacP(タックポイント)と呼ばれる部隊所有ポイントを消費することで、対応する特殊スキルを生産・習得できるというもの。 いわゆる「ツリー型」の生産システムであり、最初は「底力」しか獲得できないが、スキルを1つ生産するたびに、より上位のスキルの生産権利が解放されていく。生産したスキルは「スキルプログラム」で好きなパイロットに習得させる事が出来る。 なお、一度生産したスキルはスキルプログラムからも直接作成可能になる。 また、スキルプログラムではパイロットの能力値上昇や地形適応上昇、スキルルートでは生産できない特殊スキル(*4)も生産・習得可能。 簡単に言えばZシリーズにおけるパイロット養成と携帯機シリーズのスキルパーツシステムを足して2で割ったようなもの。 本作初出のスキルとして「プロテクション」(*5)、「エースプラウド」(*6)が追加されている。どちらもスキルルートで取得可能。 特殊技能の斬り払い、撃ち落とし、カウンターの削除 このうちカウンターに関しては、必ずカウンターする「カウンター武器」(回数制限なし)が登場し、また全ての武器をカウンター武器扱いにするスキル「フルカウンター」が存在する。 ステージ内で敵を撃墜するか、レベルが上昇することで獲得できるExC(エクストラカウント)を消費して行う特殊行動「エクストラアクション」と「エクストラオーダー」が新登場。 エクストラアクションは移動力アップや敵撃墜後の連続行動などの恩恵が得られる。『第3次スーパーロボット大戦Z』のタッグアクションに近いが、単体出撃制に移行したことで、更なるブラッシュアップが図られている。 エクストラオーダーは戦艦のみが使用可能な特殊行動で、主に味方の強化を行えるのが特徴。 使用に必要なExCはエクストラアクションと共用であるため、戦艦は他の味方ユニットよりExCを獲得できる機会が増えており、ステージ内の味方全体の撃墜数が10機増える度にも加算される。 なお、ExCは強化パーツによって一度に取得できる量を増やしたり、上昇させたりすることが可能。 「ファクトリー」は、TacPを消費することで、強化パーツを獲得できる「購入」、戦いに役立つボーナスを得ることができる「TACカスタマイズ」が可能。 こちらは『第3次Z』のDトレーダーとZクリスタルを統合したものになっている。パイロットがエースになった際に店主が祝ってくれる「エーストーク」も健在。 Zクリスタルとの違いとして、レベルは4段階が最高だが、全てのレベルにおいて3つの効果から1つを選択するようになった。周回時は前の周回で獲得した効果を保持したまま新しい効果を得られる。 「エースパイロット」に加えて、更に撃墜数を重ねることで達成できる「グレートエース」が登場した。こちらは全キャラ共通の効果のみ。 精神コマンドが『NEO』『OE』と同様に自ターンの行動後や相手ターンでも使用可能になり、自由度がかなり増した。また、本作では「ひらめき」を任意の味方にかけられる「先見」が新たに採用された。 既存の精神コマンドの内、「直撃」は同様の効果を持つエクストラアクションに置き換わる形で廃止され、「勇気」に内包される精神コマンドが「直撃」から「突撃」に変更されている。 クォータービューの3Dマップやバストアップのグラフィックを、それぞれ『Z』と『NEO』以来、版権作品で久々に採用。『第3次Z』は実質的に携帯機仕様を据置とのマルチで発売したため、据置機相応の版権作品の復活を望む声も上がっていたが、待望の採用となった。 既存作品も、『第3次Z』での初参戦組や、Zシリーズ未参戦組は、ソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』からの流用が多いものの、一部では新たに書き下ろしが用意されている。(*7) 「シークレットシナリオ」は、特殊な条件を満たすことでプレイ可能なマップ。 このマップを通過することで獲得できるユニットや、仲間になるパイロットなども存在する。なお、このマップのみSRポイント獲得条件は存在しない。また、難易度はNormalで固定され、敵は一切改造されていない。 評価点 システム アニメーション 新規参戦作品のアニメは『閃光のハサウェイ』などにやや動きが硬いという評があるものの、全体的に質が高い。特筆すべきは『ヤマト』関連のアニメーション。原作の3DCGを取り込む事でハイクオリティな演出がなされており、主人公の古代や艦長である沖田らの掛け合いも好評。中でも必殺武器とされる「一斉射」「突撃戦法」そして「波動砲」は、一見の価値あるものとなっている。 『第3次Z』から続投した作品の一部のアニメーションは、ブラッシュアップされており品質が上がっている。特に前作『第三次Z』で不評だった『フルメタル・パニック!』シリーズは、一部武装を除き多くの戦闘アニメーションが手直しされクオリティが大幅に向上した。 左右にバストアップキャラが表示される形式の会話画面であるが、左右非対称デザインのキャラは反転表示を行っていない。そのため制服に書かれた文字やロゴが鏡写しになる場面はない。また、右を向く・左を向くという行動に見えないよう構図に配慮がなされている。 BGM 「プレミアムアニメソング サウンドエディション」においては、原曲を戦闘BGMに設定出来るだけでなく、特定のイベントシーンで流れるBGMが別の曲に差し替えられるという演出が為されており好評を博した。 この手の物で大半の物はフルサイズをTVサイズ風に編集した物が多いが、「アニメじゃない ~夢を忘れた古い地球人よ~」等の曲はTVサイズの物がそのまま収録されているので、こちらが好きな人には好評を得ている。 収録されている曲の中には通常版では収録されていない曲や、参戦作品には名前が入っていない関連作品の曲(*8)も用意されており、ループ処理も施されているのでカスタムサントラ機能を使う手間が省けている。 「プレミアムアニメソング サウンドエディション」でなくともBGMの種類は豊富で、アレンジも良好。『マイトガイン』はOPはもちろん合体シーンの挿入歌を2曲とも収録し、『クロスアンジュ』も劇中曲「永遠語り」がちゃんと収録されているなど、新規参戦のBGMは気合が入っている。既存作品も『SEED DESTINY』の「ignited -イグナイテッド-」が大幅にアレンジされ、『クロスボーンガンダム』では新たに「スカルハート見参」が追加、『真ゲッター』もファン待望の採用となった「勇壮」などの改善点が見受けられた。 また、カスタムサントラ機能も作品別のタグ設定機能や曲別の音量調整が可能となり便利さが増した。 隠し要素 今回も隠し要素は多彩で、『Zシリーズ』や『UX』、『BX』などに比べて条件を満たしやすくなっている。さらに、一部取り逃した要素は終盤の隠しルートで入手出来るという救済策が用意されている。 シークレットシナリオは最初はシナリオチャートにも表示されておらず、インターミッションを終えると唐突にタイトルが表示されて始まるようになっている。攻略情報がなければ、どのタイミングでプレイ出来るかもわからないので、探す楽しみがある。 隠しユニット専用のシナリオが用意されたのも評価点と言える。終盤に発生するとあるシナリオは資金稼ぎ用のシナリオとなっており、プレイヤー部隊が海賊行為を働くというギャグシナリオで、『クロスボーン・ガンダム』の名台詞が使われていたりと、笑わせてくれる内容になっている。 スキルシステムのブラッシュアップ 個人所有のPPから部隊全体で共有するTacP制になったことで、部隊全体で稼いだTacPを一人に注ぎ込んで強化することも、逆に一人のエースが稼いだTacPで他のキャラを強化することも可能になった。 「移動後攻撃が弱い機体にヒット アウェイを持たせたいが取得可能になるまでは我慢して使わなければならない」といった状況が減った。 またTacPは部隊全体で共有のため、ステージ中で気を配るべき要素はレベルと撃墜数程度になり、気楽にプレイできるようになった。 また、スキルの枠数に限界のあった『第3次Z』等と違い、スキル枠が30へと大幅増加したため、TacPさえあれば「全てのスキルを習得させる」ことも可能になり、育成の自由度は大幅に向上した。 カウンター武器の追加 攻撃力は低いもののカウンターが可能など武器の個性が増え、活用できる武器が増えた。 カウンターを発動させて敵機を攻撃前に撃墜することで安全を確保するなど、やや地味ながら活躍する場面は多い。 ライブラリ 『OGMD』にあった中断メッセージ集が今作でも採用。一度見た中断メッセージを自由に見返せるようになった。 参戦作品のあらすじを紹介する機能も付けられた。一度クリアすると物語ラストまでの内容が追記される。 イベントムービー ヤマトの発進シーンや初ワープ、ヴィルキスの変形シーンなどに原作同様の3DCGムービーが用意され、好評だった。 とはいえ、流石に全作品には用意されておらず、マイトガインなどの合体ムービーがないのには残念な声も多かった。 『マイトガイン』はブルーレイ化されておらず、HD画質で映像が用意できなかったことが理由だと思われる。 シングルユニットに回帰した事で気軽に遊べるようになり、初心者や編成や敵の掃討などにおいて煩わしさを感じていたプレイヤーには高評価。 戦艦の利用価値が大幅に増大 本作にも登場するナデシコなど、例外こそあるものの、大抵の作品においては、攻撃力や命中率などに大きな不安を抱えていたため、「ユニットの回復・運搬役」としての利用法が主だった。特に、小隊システムやツインシステムが存在する作品でも単独出撃を強いられて来たため、さまざまな制約を受けており、総じて不遇な面が目立っていた。 しかし本作においては、ヤマトを中心に戦艦の性能が大幅に上がっており、前述したExオーダーの存在や、ExCが上昇しやすいなど、さまざまなメリットが存在し、今までにないほど戦艦の使い勝手が上昇している。また、ヤマトが参戦したことで艦隊戦が大きく影響を及ぼすようになったなど、シナリオ面においても優遇されている。 ヤマトは4人乗りで攻撃力・射程・装甲が高く、おまけに強力なバリア持ちにEN回復と隙のない強さを持っており、戦艦としてはもちろん、主人公機と考えても強力なユニットに仕上がっている。 ナデシコは、相転移砲が隠し要素となったが、敵全体を弱体化させる特殊コマンド「システム掌握」が、1ステージ1回のみ使用できるようになった。また、重力波ビームの射程が無制限になり、強化パーツ「外部重力波アンテナ」を装備させたユニットにもENを供給出来るようになったので母艦としての有用性が大きく向上している。 他の戦艦も、単体の戦闘力は十分に高く、単機で突出しなければ安全圏に置く必要はない。 やり直す手間の減少 「エクストラオーダー」の存在により、「SRポイントが取得できそうなのに必要な気力やExCが足りない」、「動かしたいユニットが行動済みで動けない」といった状況をカバーできるようになり、ステージをやり直す原因となるものが減少した。 シナリオ 新規参戦組の扱い ロボットアニメではない『宇宙戦艦ヤマト2199』の参戦は、ファンに大きな歓喜と衝撃をもたらしたが、本作のシナリオはこの作品がひとつの軸となっている。 物語の始まりは、ガミラス帝国によって滅亡の危機に瀕した地球を救うため、イスカンダルに向かうというもの。これは『ヤマト』のストーリーの一部分に該当している。 本作では戦艦が強力なユニットとして機能しており、中でもヤマトは、前述したように他作品の主役機と比較しても劣らない火力と耐久力を持つ。艦長の沖田の能力も非常に高く、序盤におけるキラーユニットとしての一翼を担っている。だがガミラス側も同様で、ネームドの性能は今作で起こった出来事により、凄まじい強さを持つ。攻撃の一つ一つが大迫力で、回避しても安心できないと思わせる重厚感は必見である。 また、ヤマトの代名詞のひとつと言える「波動砲」は、「ヤマトの武装はあくまで自衛のため」という原作再現により通常封印されており、原作通り窮地に陥った自軍を救うための機能として役立てられている。これは原作者の意思を尊重したものであることがインタビューで明かされている。 『勇者特急マイトガイン』も様々な作品と深くクロスオーバーするだけでなく単体作品としても優遇されている。 マイトガインの前口上が完全再現、1話限りのゲストキャラクターだったブラックマイトガインは隠しユニットとして加入しエピソードも単体シナリオが用意され、屈指のギャグ回「納豆に手を出すな」までも収録されている。 波動砲のオマージュとして有名な「パーフェクトキャノン」は設定上の絡みこそないものの、「波動砲の代役として使用する」という形でクロスオーバーが組まれている。 そして参戦のネックと思われていたラスボス「ブラックノワール」のメタフィクションな設定も、アレンジを加えつつ他作品とうまく擦り合わせる事に成功している。 『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』は「マナ(魔法)が使える人間とマナの使えないノーマが存在する世界」という特異の世界観設定を「マナを使えるのは「始祖連合国」(*9)出身の人間たちに限定されており、ノーマは連合国出身でありながら生まれつきマナが使えない」という形にするなど、元の設定を壊さない形でアレンジされている。 また元々クロスオーバー向きのネタも多く、それらもシナリオ内や作中設定などに上手く活かされている。特筆すべきは放送当時からネタにされていた「ヴィルキスとストライクフリーダムガンダムがよく似ている」という点を「ストライクフリーダムはヴィルキスを元にして作られた」という設定に昇華した事だろうか。もちろん両作品の絡みも非常に多い。 また、隠し要素として、原作ではエンブリヲとの戦いで命を落としてしまうジルを救済することが可能となっている。 『閃光のハサウェイ』『鋼鉄の7人』『マジンガーZERO』は原作再現こそ皆無だが、一部要素がシナリオで扱われ、特にスパロボ独自の展開で『マジンガーZERO』は大きく取り扱われるため存在感は強い。 特に閃光のハサウェイにおいては、機体のみの参戦、かつ、パイロットは逆襲のシャア時代のハサウェイとされていたが、実際には主人公機であるΞガンダムの他に、ライバル機であるペーネロペーと、そのパイロットであるレーン・エイムも参戦し、ファンを喜ばせた。レーンとペーネロペーは、隠し要素で自軍に加えることも可能となっている。 田畑由秋氏/余湖裕輝氏原作の『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』は機体だけの参戦とアナウンスされていたが、設定面でも原作の要素を巧みに混ぜ込んでおり、主役機でありラスボスでもあるマジンガーZERO自体も、その脅威がシナリオとしてもユニットとしても存分に再現されている。また、一部場面では同作のキャラクターもサプライズ的に登場。さらに、詳細は控えるが、今作に出演するマジンガーZEROは、漫画版に登場したものと全く同じ機体となっている。こういった要素はシリーズ初とされている。 既存参戦組の扱い 『劇場版ナデシコ』は、これまで不満点となっていたアキトの参戦が大幅に前倒しされており、積極的にクロスオーバーに関わるようになった。 ユリカもナデシコCのサブパイロットとして参戦しており、アキトとの再会シーンでは本作独自のボイス付きイベントが用意されている。これらの要素は、原作ファンから「この展開を原作で見たかった」とまで言われるほど評判が良い。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、かつて原作が未完結のまま参戦したために中途半端と呼べる扱いに終わり、本作でもその扱いが懸念されていた。しかし、本作では『Q』のストーリーに進まないものの、『ガンダム』や『マジンガー』とクロスオーバーを見せつつ、原作に近い流れを再現しながら独自展開を描き、比較的綺麗な形で終わっている。 『フルメタル・パニック!』シリーズは『天獄篇』に続き原作版も参戦。ストーリーは『天獄篇』と同じくアニメ版をベースにした独自色の強いシナリオになっており、原作小説とは異なったストーリー展開&結末となっているが、ごく一部のアニメ未登場キャラが登場する。『第3次Z』では戦闘に参加しなかったリー・ファウラーやサビーナ・レフニオなども、『INVISIBLE VICTORY』に先駆け声優がキャスティングされ、敵パイロットとしても登場する(*10)。カリーニンも、ボイス付きイベントや中断メッセージに登場する形で声が当てられている。(*11) 『W』や『第3次Z』に引き続き、ガウルンとの決着がオリジナル要素となっているが、本作では「ARX-8レーバテイン」の初陣と重なっており、シリーズ初となる、レーバテインに乗った宗介VSガウルンの対決が描かれる。 今作でも『第3次Z』で批判されたボン太くんの加入するオリジナルシナリオは収録されているが、隠しシナリオであるため、同じく隠し扱いだった『J』同様に、本編の雰囲気を大きく壊すことはない。また、このシナリオでは『クロスアンジュ』のマスコット「ペロリーナ」とのクロスーバーが見られる他、サリアのコスプレ「美少女戦士プリティ☆サリアン」が出て来るなど、独自の展開が楽しめる。 原作ではカリーニンとの最終決戦がラストエピソードになっているが、本作のカリーニンは最終決戦前に死亡し、レナードが最後の敵となっている。そのため原作では「障害物」と吐き捨てられたレナードの扱いが向上し、それに伴って原作でほとんど出番がなかったかなめの出番も増えた。 『真マジンガー』の鉄也はアニメだと開始前に死亡しているとされているが、本作ではグレートマジンガーのパイロットとして早期に参戦。更にグレートの後継機として本作オリジナルの新たなマジンガー「マジンエンペラーG」(*12)が登場するという破格の待遇を得、原作ではありえなかった活躍を見せる。 ガンダム関連 本作の舞台となる3つの世界のすべてに「ガンダム」が存在しており、特に「新正暦世界」と「宇宙世紀世界」においては、密接なクロスオーバーがなされている。 本作において最も大きなウエイトを占めているとされる「新正暦世界」では、『クロスボーン・ガンダム』関連のみの参戦であるが、彼らには「宇宙世紀世界」の存在であるとされる『逆襲のシャア』や『閃光のハサウェイ』の記憶もある(*13)ため、関連する葛藤なども丁寧に描かれている。 「西暦世界」におけるガンダム作品は『ガンダムSEED DESTINY』と『劇場版ガンダム00』のみであるが、前述した「ヴィルキス」と「ストライクフリーダムガンダム」の関連性のほかにも、『マイトガイン』の「ブラックノワール」と「ヴェーダ」、「イノベイター」においても密接なつながりがある。 また、『00』の敵対種である「ELS」は、「新正暦世界」の存在であり、『クロスアンジュ』以外においては唯一となる、同作品でありつつ別世界の存在とされている。 『ガンダムSEED DESTINY』はアスラン、ルナマリア、ラクスもユニットとして復活。『第3次Z』では主要キャラクターなのにユニット化されず、問題となっていたため、喜ばれた。 「宇宙世紀世界」では、ファン待望となる『ガンダムΖΖ』と『ガンダムUC』の共演が実現。「エルピー・プル」と「プルツー」の両名と、その妹とされる「プルトゥエルブ」こと「マリーダ・クルス」も、期待通りの絡みを見せる。(*14) また「ΖΖガンダム」のスペックも全体的に高水準。代名詞である「ハイ・メガ・キャノン」の威力と範囲は健在で、初めて特殊能力として実装された「バイオセンサー」(*15)により更に強力なユニットになる。 ルーからカミーユへのΖガンダムの返還やカミーユのΖガンダム再搭乗の苦悩等、スパロボ独自のシーンも描かれた。 『ガンダムUC』も原作再現を重視していた『第3次Z』や『BX』と異なり、ラプラスの箱の争奪戦よりも「スペースノイドとアースノイドの終わらない憎しみと争い」をメインとしており違う印象になっている。 今回は原作で終始敵対していたキャラや組織同士の和解も多く描かれたのも印象深い。隠し要素ではあるが、人気キャラの加入や、とあるキャラクター同士の和解はスパロボ史上初の要素として好評を得た。物語の流れも決して不自然ではなく、if展開の魅力を最大限に生かしている。 + 加入キャラのネタバレ注意 本作では、『Ζガンダム』『ガンダムΖΖ』で登場した強敵「ヤザン・ゲーブル」や、『ガンダムUC』の宿敵である「フル・フロンタル」がシリーズとしては初めて自軍入りする。 ヤザンは『EX』で味方NPCとして登場したが、プレイヤーが操作できるのは本作が初。 バンプレストオリジナル 本作では久々に二人の主人公から一人を選ぶ形式が復活。選ばれなかった方はサブ主人公として同行する。主人公によって分岐するシナリオがいくつかあるが、展開自体の差異は少ない。 総司は、本編開始前からガミラスと真っ向から戦っていることから強い因縁を持ち、平時はナンパに興ずるような軽薄な部分を持ちながらも、戦闘時はやる気を漲ぎらせるというギャップが魅力。千歳もまた、ガミラスの攻撃で家族を失うという過去から、後述するナインを妹のように大事にするなど、いずれも一人のキャラクターとしての魅力を発揮している。オリジナルの敵キャラであるグーリーとのライバル関係も魅力の一つで、彼がいい意味で変化する原因の一つとなる。 新米だけあり、千歳の方がややパイロット能力が低めだが、総司と大差があるわけではない。搭乗機は同じで、デフォルトの精神コマンドは違うものの、習得スキルは同じため、好みで選んでも問題はない。 本作の主人公両名はシナリオ上では『ヤマト2199』の世界の人物のため、ヤマトの乗組員を中心にした絡みがある。どちらの主人公も『第3次Z』のような版権キャラクターを踏み台にするような描写もなく、参戦作品のファンからも好意的に受け入れられている。 今作ではオリジナル関連のシナリオが控えめなため、メインとなるシナリオは少ないが、ナインとの絡みを始め概ね好評。特に女主人公の千歳はCSのスパロボオリジナルキャラクターとしては久々にグッズが展開されたほど。 後述するヒュッケバイン、およびグルンガストのパイロットであるヴェルターヴ・テックストや、シャルロッテ・ヘイスティングも、独自のキャラクター性(*16)によって人気を集めた。また、『第4次』の主人公を彷彿とさせるデザインになっているなど、芸が細かい部分も見受けられる。 ヴァングレイのOS「システム99」は「ナイン」という女性アンドロイドの身体を得て主人公のパートナーとなる。機械らしくAIロボットのキャラと親しくなったりファクトリーでのイベントは彼女を主役にして進行するなど主人公にも劣らないインパクトを発揮する。そして、主人公や仲間たちとの交流で絆を深めていき、最終的には世界を救う役割の一端を担うようになる。 サブキャラクターの「タツさん」こと神宮司辰ノ進は他の面々とは異なる絵柄も相まってか、『勇者特急マイトガイン』のキャラと間違えるユーザーが続出した(さらに『マイトガイン』原作視聴者ですらも間違えたという声がある)程。こういった前例は多いものの、本作は特に際立ったケースとも言える。彼もまた、戦いに次ぐ戦いに疲弊した主人公たちにとっての、一種の清涼剤となっている。 主人公機の「ヴァングレイ」及びその後継機のデザインは『鉄のラインバレル』の作者である清水栄一氏が担当している。ラインバレルを彷彿とさせながら火力と機動力を両立させるための重厚なデザインは好評を得た。 スパロボ25周年記念として、ヒュッケバインとグルンガストが特別参戦した。 特にヒュッケバインは「ヒュッケバイン騒動」の影響でOGシリーズからも今後の参戦が絶望視されてしまう出来事があったために、この参戦はファンを大きく驚かせた。 ヒュッケバインとグルンガストの参入時期はゲーム後半になるが、初回限定特典を使うと参戦時期がゲーム開始直後となる。また、この場合のみ中盤でパワーアップ用のシナリオも遊べるようになる。いずれも、各作品の主人公機に匹敵するスペックを誇り、愛用するユーザーも多い。 複数の世界を舞台にした展開に、説得力が持たせられている。 本作では、主人公やヤマトの乗組員、クロスボーンガンダムのパイロットたちの出身世界である「新正暦世界」、クロスボーン以外の宇宙世紀のガンダムパイロットや、NERV、ミスリル、早乙女研究所や光子力研究所のメンバーたちの世界である「宇宙世紀世界」、そして、「マイトガイン」や「クロスアンジュ」などのメンバーが住む「西暦世界」の三つの世界が存在する。 いずれもしっかりと設定が組まれており、それぞれの世界の過去で語られたエピソードのみでも、スパロボ作品が一本作れるほどのボリュームに相当する。 過去のスパロボにも平行世界や異世界など複数の世界を舞台とした作品は存在したが、複数の世界が関わる必然性と都合が釣り合っていないことが多く、必ずしも歓迎されるものとは言い切れなかった。 本作ではこの問題に真っ向から切り込んでおり、メインストーリーに深く絡んでくる『フルメタル・パニック!』や『クロスアンジュ』が、元々平行世界を扱う物語なのもあり、舞台となる3つの世界にはそれぞれ強い関連性と必然性が存在する。また、最後には3つの世界の連合艦隊が、それぞれの世界の危機を救うために一つの目的を射るというものになっており、ストーリーに緊迫感を持たせている。 また異なる者の相互理解と信頼も重要なテーマとなっており、ヤマトが2199になって旧作の戦い続けてガミラスをほぼ滅亡させて終わりにしなかったことともリンクしている。 設定レベルでのクロスオーバー 『W』の『テッカマン』と『オーガン』のような、設定段階から大胆に切り込まれたクロスオーバーが多数存在している。 + 若干のネタバレ注意 『ダイターン3』と『ナデシコ』はそれぞれの設定が関わっており、破嵐万丈の火星出身という設定が活かされた他、火星の後継者の北辰がメガノイドの技術を使用して生体改造されたという設定になっている。 他にも『ゲッターロボ』のゲッター線と『クロスアンジュ』のドラグニウムが同じ物である、『ガンダム00』のグラハム・エーカーと『マイトガイン』の雷張ジョーがかつて同じ部隊に所属している、『ナデシコ』のアキトが料理人を志した理由が『マイトガイン』のホイ・コウ・ロウの影響による、など、既存参戦作品が新規参戦作品にうまく溶け込んでいる。 無論、これらは互いに元々全く関係の無い作品であり、大胆なクロスオーバーとして大きな話題を呼んだ。 前述のマジンエンペラーGは「開発段階でゲッター線を使用した」という設定になっている。これは『F完結編』時代のマジンカイザーの設定のオマージュともなっている上、出現イベント時に遭遇するある存在と戦えるようにするための設定。 これまで時空を取り扱う歴史改変作品ながらもその設定があまり活かされてこなかった『フルメタル・パニック!』(*17)は、作中における推論の一つとして登場した「ブラックテクノロジー=未来の技術」説が採用され、宇宙世紀世界と新正暦世界を繋ぐ根源の設定として取り入れられている。この設定に関連して、「サガラカナメ」という本作オリジナルキャラクターも登場している。 これによって『ガンダムシリーズ』におけるΖガンダムがクロスボーンガンダムX1改・改などといった新型MSと同等のスペックを誇る矛盾も解消されている。 + 終盤のネタバレ注意 とある場面ではマジンガーZEROとゲッターエンペラーが相並ぶという、原作を知る者にとっては驚愕なクロスオーバーもある。イベント自体は一枚絵を背景として会話パートで進行するのみだが、その光景を垣間見た敵キャラのあまりの絶望ぶりに多くのプレイヤーが衝撃を受けた。このイベントの印象が強かったからか、現在この敵の名前をネット検索すると、大抵このシーンが引っかかるようになってしまった。 しっかり軸が通ったシナリオ 全般的に上記の「異なる者の相互理解」に加え、「機械(マシン)・意思・心の相関・愛」で纏められており、ガンダムUCの「意思を拡張するマシン、意思を強制するマシン」、ヤマトの「人が戦う機械になることの否定」、マイトガインの超AIやフルメタの完全な自我を獲得したアル、敵方であるガーディム、そしてナインと、オリジナルも含めて纏めて結実しているのは見事。 また心や未来という可能性を否定することを否定する、という点も黒幕にエンブリヲやブラックノワールなど歴史操作者が多いことともつながっている。 賛否両論点 アニメーション 本作は、わずか2年弱という『第三次Z』に引き続き短い開発期間で制作されており、『第三次Z』からの継続参戦ユニットは使いまわしが多い(*18)。もっとも、α外伝→IMPACTや、A→Rなど、使い回しが多いシリーズはそれなりに多い。 ゲームバランス 『OGMD』に続き、ビギナーズモードが用意されている事からも分かる通り、今作は初心者向けに易しめのバランスになっており、強力なユニットも多い。 評価点の項目で記載した戦艦の他にも、EN消費が激しい分強力な正統派スーパーロボットを突き詰めた性能のマジンガーZERO、MAP兵器を含む多彩な武装に回避の鬼であるヴィルキス、一度被弾すると回避率が爆上がりし、改造ボーナスで上記の重力波ビームの恩恵を受けられるブラックサレナも従来以上に強力。 新精神コマンドの「先見」の存在+戦闘開始直前に精神コマンドを使える仕様の組み合わせも大きい。危険な攻撃を食らいそうになったら「先見」を使うだけで凌げるため、撃墜される危険性は大幅に減少している。強力な戦艦であるヤマトのメインパイロットである沖田が初期から持っているため、更に拍車がかかっている。 これらの強力なユニットや、システムの仕様変更に対して敵の強さが追いついておらず、Zシリーズ、とりわけ『第3次Z天獄篇』と比較するとぬるいという意見も多い。ただし、敵の命中率は全体的に高めなので、『UX』、『BX』などの携帯機よりは難易度が高い。また、「敵を思いっきりぶっとばすのが楽しい」という意見も多い(今回の黒幕がネチネチとした者なのもあるだろうが)。 隠しルートにおける最終話では、半ば初見殺しと言えるような驚愕の展開が待ち構えており、ここでゲームオーバーになったという声も聞かれる。 バンプレストオリジナル関連 主人公二人は、シナリオデモにおける出番はそれなりに多いものの、メインとなるシナリオが少なく、前述した通り性別の違いによる相違点も少ない。 オリジナル敵組織である「ガーディム」「Gハウンド」「DG(デンジャラスゴールド)同盟」の扱いもやや小さめ。黒幕としてのポジションは各参戦作品のボスキャラが担っており、幹部キャラも前述したグーリーを除いて主人公と大きく関わらず、むしろヒロインであるナインとの関連性が強くなっている。(*19)。 ただし、ガーディムはかつてイスカンダルと新正暦世界の覇権を争ったとされているなど、規模においては他作品のオリジナル勢力に負けていない。また、ラスボスについてはルートによってキャラクターが大きく変わるなど印象が非常に強く、特に通常ルートにおける豹変は好評。それに至る伏線も描かれているため、描写こそネタに近いがシナリオ上の扱いは大きめである。宇宙戦艦ヤマトの世界観とうまくマッチしているなど、クロスオーバー関連も好評を博している。 Gハウンドは連邦軍総司令部の精鋭部隊、DG(デンジャラスゴールド)同盟はマイトガインの犯罪者たちの同盟組織で版権キャラを纏めたものなのでそもそも作中世界全体を大きく揺るがすような存在ではない。過去作における「スカルムーン連合」やUX版「人類軍」に近い。版権キャラが単体で散発的に出てくるのではなく組織的に動くのでシナリオ的に締まっている部分が大きい。 また、前述した通り本作においては複数のオリジナル組織が登場しているほか、同じくBBスタジオ開発の『第3次Z天獄篇』では敵がオリジナル勢力のシナリオがかなり多かったことが問題視もされていたため、この程度の顔出しであればむしろバランスが取れているという意見もある。 「召喚攻撃」についての賛否 『MX』や『W』では個別に出撃できていた『劇場版ナデシコ』のヒカルとイズミが、リーダー格であるリョーコの召喚技の登場のみとなり、プレイアブルから外れた。一方『ガンダムUC』のジェスタは召喚攻撃が追加され、使い勝手がよくなったうえにダリルやワッツにも音声が追加されるようになった。 もっとも『ガンダムUC』のロメオ小隊や『フルメタ』のウルズチームの大半が原作で戦闘シーンや活躍シーンがあるのにもかかわらず、召喚武器にすらなっていない事を踏まえると、原作で戦闘シーンが無いに等しい『劇場版ナデシコ』のヒカルとイズミが召喚武器とはいえ、実装されていることはこれでもかなりの優遇と言える。選定としても最初に加入するリョーコがプレイアブル、他2人が召喚武器として追加という流れは自然に仕上がっている。また、今作は小隊制を廃止した影響で出撃枠がカツカツなので、全員出撃しなければ合体技が使えない場合は使い勝手にも大きく影響してしまうなどゲーム性に影響が生まれる。よってゲームバランス取りの一環として見れば一概に問題とは言えない。 「宇宙戦艦ヤマト」の「波動砲」を使用できる機会が少ない 戦闘グラフィック自体は序盤からイベントで何度も使用されるのだが、「波動砲は敵を倒すために使われるものではない」と判断されており、プレイヤーが自由に使えるのは、インベーダーを相手にする47話と、隠しルートを通った最終話の2ステージのみとなる。 これは前述した通り、原作における「波動砲を自衛のために使う」というシナリオを尊重したもので、(南部砲雷長が波動砲を撃ちたがっては諌められる原作再現も含めて)シナリオの運びとしては評価すべき点だが、「スパロボなのだから、多少原作から逸脱してでも景気よくぶっぱなしたかった」という意見も見られた。スパロボに何を期待するかで評価が分かれた点と言える。 問題点 出撃数不足 シングルユニットに回帰した事で、『第3次Z』や『OGシリーズ』などから単調化した事や、この手の作品にありがちな出撃数不足が指摘された。 スキルプログラム関連 スキルレベルの上限が表示されていないため、TacPの消費を抑えたいゲーム序盤では一個一個作って上げてみないと必要分がいくつかが分からない。 顔グラフィックについて 一部キャラクター(パイロットスーツのアキトなど)の新規グラフィックが違和感があるという声がある。 またオリジナルキャラの千歳とナインも立ち絵での唇の塗りが他の女性キャラと比較すると独特であり、慣れるまで違和感を覚えた人もいた。 エーストークの問題 一部のキャラはエーストークを見る時期によっては会話に矛盾が発生している。 『第3次Z』、『X』ではこういったキャラクターに会話内容が二種類用意されていた。 シナリオ関連 前述の通り、主人公として選ばれなかった方はサブ主人公として同行するが、その際のキャラ描写には少々違和感がある。 紆余曲折を経て一時的に敵に回ってしまうのだが、この時の行動が主人公に選んだ際とのギャップが強く、違和感を抱かれることが多い。女主人公の方は、軍人としての経験が薄いということでまだ分からなくはないが、男主人公の方は性格的にも違うとまで言われている。最初に男主人公を選ぶと、次に女主人公でプレイした際にサブ男主人公とのギャップに面食らう人も多かった。 終盤で『ヤマト』原作通り伊東と藪助治が惑星レプタポーダへ向かう展開があるが、今作では伊東たちの反乱イベントがなく、彼らがそういった行動に及ぶ理由が独自のものに変化している。 伊東はエンブリヲに操られたという理由付けがなされており、その後、向かった理由を話すイベントがある。しかし、藪は隠しルートにおいて原作同様のその後が描かれるが、通常ルートではそのままフェードアウトしてしまう。 『フルメタ』は本作では扱いがかなり改善しており、『第3次Z時獄篇』のようなコメディリリーフではなくなっているのだが(*20)、ボイスは『第3次Z時獄篇』の物を多く流用しており、原作ファンからすると違和感のある物も流用している。 原作通りかなめが連れ去られていく展開があり、原作ではかなめが戻ってくるのは最終巻エピローグなのだが、本作ではシナリオの途中で戻ってきて、さらにもう一度攫われるなんのためにあるのかわからないオリジナル展開が挟まれている。 またセリフを流用した結果、アルのセリフが『マイトガイン』のガインの口調になっているミスもある。 『劇場版ガンダム00』のシナリオでは本作独自の展開が少なく、『UX』、『第3次Z』『BX』に続き短いスパンで原作再現されたため若干マンネリ感がある。 『エヴァQ』の扱いがまたしても悪い。本作でも『天獄篇』に引き続きシナリオの再現がない。 本作では『エヴァQ』要素は機体は8号機と隠し要素の13号機、キャラはシンジとマリのグラフィックと隠し要素のカヲルのみと極一部に留まっており、扱いが悪かった『天獄篇』からさらに悪化している。 シークレットシナリオの条件が満たしやすく、『エヴァQ』要素の回収自体はやりやすいという救いはあるものの『エヴァQ』は完全にいるだけ参戦状態である。 『序』、『破』ともに『時獄篇』で充分に再現されたため、本作こそ再現が難しい『エヴァQ』にしっかり取り組んでほしかったという声がある。 バグ プレイヤーが一方的に不利になるようなバグが多い。 獲得資金がオーバーフローしてマイナスになり、実際に資金が引かれてしまう「資金バグ」、『ガンダム00』の刹那・F・セイエイが特定条件を満たすと技能欄5つ目のスキルを忘れてしまい、6つ目以降のスキルの効果も発揮されなくなる「スキルバグ」、味方にかかっている精神コマンドが消えたり、別のコマンドになる、SPが突然ゼロになる「精神バグ」、初回特典ヒュッケバインとグルンガストの消失バグなどが代表例。 資金バグなどは明らかにテストプレイ不足の産物であり、批判されても仕方がないだろう。 PSVita版では、戦闘アニメの一部カットインやアニメーションが粗く描写されている。 これは処理負荷を軽減するためにディスプレイの最大解像度よりも低い解像度でグラフィック描画を行っているため。したがって、このゲームだけに限った話ではなく、次回作の『X』でも同じ問題が残っている。 B.B.スタジオ製作品恒例のフルCGによるOPムービーが、今回は存在しない。 『ヤマト』の参戦もあって期待しているプレイヤーもいたが、残念な結果となった。(*21) 初回特典の「ヒュッケバイン、グルンガスト早期加入」 このDLCを導入した場合、パイロットの二人も本編シナリオにしっかり登場し、会話も相応に変化する。だが下記のSwitch/Win版まで含めて初回特典以降は通常のDLCとして配信されていないため、現在は入手する手段がない。そのため、本作が良作なのにキャラ加入の問題で他人に勧めにくい、という意見も見受けられる。 なおこの仕様は不評だったにもかかわらず、『X』『T』にも続投されてしまった。 総評 のちにVXT三部作と呼ばれることになる新シリーズの先駆けとなった作品。 設定面から大胆かつ丁寧になされているクロスオーバーと、それを活かした優れたシナリオ、改善された育成システム、ブラッシュアップされたアニメーション、キャラゲーとして重要と言える要素を抑えられており、好評を博した。また、ヒュッケバインやグルンガストの参戦も、シリーズのファンには嬉しいところ。 複数の機種で発売されており入手もしやすいため、シリーズに入門したい人はこの作品から手に取ってみてはいかがだろうか。 余談 本作はシリーズ初となるCERO C(15歳以上対象)判定となっている。 これに関しては、際どい場面が多い『クロスアンジュ』の参戦が原因ではないかと多くのプレイヤーから予測されていた。そして大方の予想通り、実際のゲーム上でも過激な描写の数々が再現されていた。一応原作よりマイルドに抑えられた方ではあるが。 『OGMD』に引き続き、版権スパロボでは初となる台湾など海外アジア各国での展開が成された。 各国現地の言語による吹き替えは持ち入れられておらず、各国字幕版のみの発売となっている。 この展開は功を奏し、「PlayStation Awards 2018」において、アジア地域で累計生産出荷数・配信枚数が50万本を超えた作品に贈られる「Gold Prize」を受賞している。 『スーパーロボット大戦T』の発売後、『X』と共にSwitchと正統派シリーズ初となるWin(Steam)での発売が発表された。 ボーナスシナリオを全て収録。早期購入特典も存在する。公式ラジオ「うますぎWAVE」にて2019年10月3日発売予定と発表された。 本作発売後、スマートフォン用ゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』にもヒュッケバインが参戦した。 パイロットは『X-Ω』のオリジナルパイロットである「シズキ・シズカワ」だが、こちらも『第4次』の主人公を彷彿とさせるデザインとなっている。 『X-Ω』におけるヒュッケバインのユニットシナリオは本作の外伝シナリオとなっている。 『フルメタル・パニック!IV』は現在もスパロボ未参戦ではあるが、BBスタジオ開発で『戦うフー・デアーズ・ウィンズ』というタイトルで2018年にゲーム化されており、本作の背景、立ち絵、ボイスなどが流用されている。 本作以降に公開された劇場版『閃光のハサウェイ』はメインキャストが一新されており、従来の声優陣による参戦は本作のみとなっている(*22)。 ガンダムエース2018年5月号の長谷川裕一氏(クロスボーン・ガンダム原作者)と寺田プロデューサーの対談において、『鋼鉄の7人』の最終決戦が本作にて再現される予定だったが、作品間のエピソード調整が上手くいかずに機体のみの参戦になったことが明かされた。 スパロボOGネットラジオでも「いつか『鋼鉄の7人』の最終決戦の再現をやりたいが、名だたるスーパーロボットがいる状態で殴りこむと話の持ち味が…」と述べられており、スパロボで再現するには中々難しいようである。 2021年1月21日に、PS4版のダウンロード版限定で通常版の廉価版(Welcome Price!!)が配信開始された。同時に廉価版と全ボーナスシナリオがセットになった『デラックスエディション』も配信されている。 スーパーロボット大戦V(Switch/Win版) ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 Nintendo SwitchWindows 7/10 (Steam) 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 B.B.スタジオ 発売日 2019年10月3日 定価 通常版 / ダウンロード期間限定版(*23)7,600円 / 11,600円(各税別) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 概要(Switch/Win) 『スーパーロボット大戦V』のSwitch/Win(Steam)移植版。 Win版はタブレットPCで遊べるものやデスクトップアクセサリーを除けばシリーズ初登場となる。 基本的な内容はPS4/PSV版と変わらないが、細かい部分に変更点が存在する。 評価点(Switch/Win) ゲーム部分の移植度自体は良好。 PS4/PSV版の最新バージョンと同等のためバグや誤字なども修正されている(残っているものもあるが…)。 PS4/PSV版で配信されたDLCは周回支援パックを除いて全て収録された(周回支援パックは後日配信された、なお税率変更に伴いPS4版から若干値上がりしている)。このため、PS4/PSV版より資金やTacPを稼ぎやすくなった。 早期購入特典についても配布された。PS4/PSV用のオリジナルテーマは強化パーツ、資金、TacPを貰える「ラブリー・プレゼントV」に差し替えられている。 Win版のみの要素として中断セーブを複数保存可能になった。 これにより攻略状況を細かく残せるようになり、数ターン前まで巻き戻せるようになった。SRポイント取得時などに活躍するだろう。 他にSteamの機能では多言語字幕、トレーディングカードなどに対応している。 賛否両論点(Switch/Win) Win版はマウス/キーボード操作に対応した。 ただ、元々家庭用として開発されたタイトルによくあるゲーム中のカーソルをマウスで操作する方式のため、画面を止めたままポイントを指定できず違和感の残る操作になっている。 インターミッションではスムーズに操作可能なので一長一短。 なお、キーコンフィグも可能なので、自由な操作配置で遊べる。 問題点(Switch/Win) エディットBGM機能が削除された。 先に発売された『T』同様、Switchの仕様によるものと明言されている。 しかし、Win版にはそういった制限はないため批判が相次いだ。原曲収録の期間限定版がSwitch版しか発売されなかったため、なおさらWin版ユーザーからの批判は多い。 Steamレビューで多数の要望が上がった事もあり、後日『X』の配信開始と同時にSteam版のエディットBGM対応アップデートが行われた。 Win版における複数の問題 バグ Steamには様々なゲームパッドで遊べるようにするためのコントローラサポート機能があるのだが、この機能を使用しているとゲームパッド自体が認識されないというバグがある。 本作には開発者が想定する専用のコントローラ設定が用意されているのだが、これがユーザー側の設定とかち合って機能しなくなってしまう模様。 SteamライブラリからスパロボVを右クリックしてプロパディを開き「Steam入力をゲーム毎の設定にする」を「強制オフ」に設定すれば一応解消される。ただし、強制PSコン配置になるので、360コンのA(×)決定B(○)キャンセルに慣れている人は注意。 その他、ソフトリセットにかかる時間にバラつきがあったり、時折フリーズするなど動作が不安定な面が見られる。 セーブスロットが9個しか用意されていない。 前述の中断セーブの仕様との兼ね合いと見られるが、ステージ中よりも過去ステージに巻き戻してやり直せる方が重要度は高いので不便に感じやすい。 好きなシナリオだけセーブを残しておく…というプレイヤーもいるので、こちらの意味でも不評。 総評(Switch/Win) 基本的にはPS4/PSV版と比較しても問題なく遊べる良移植。ほとんどのDLCが無料収録されたので、サブシナリオも含めてスパロボVを楽しめる内容になっている。 PC版は実験的な要素が追加された事で利便性などの面に違いがあるが、従来のシリーズが抱えていた後継機種でプレイ出来なくなる問題がなくなるので、時間が経っても遊びたいプレイヤーには喜ばしい移植と言えるだろう。
https://w.atwiki.jp/srcblogreview/pages/139.html
スーパーロボット大戦NOVA
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/3121.html
スーパーロボット大戦コンプリートボックス メーカー バンプレスト 発売日 1999年6月10日 対応機種 PS スーパーロボット大戦シリーズの三作品のセット物 内容はPS用にリメイクされている 第2次スーパーロボット大戦 第3次スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦EX さ行 スーパーロボット大戦EX プレイステーション 第2次スーパーロボット大戦 第3次スーパーロボット大戦 PR スーパーロボット大戦コンプリートボックス パーフェクトガイド (The PlayStation Books)